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上司の条件

これは私の持論なのだが、
上司は常にご機嫌であるべきである。
上司の上司も、社長まで、全員だ。

上司たるもの、
自分の感情に外向きの機嫌が左右されてはならない。
仕事上嫌なことがあった、
部下ににイラッとした、
それでもだ。

無論怒らなければならない場面もあるだろう。
そんなときはしっかり言葉を選んで、
言い方を選んで怒り、
その後にいつまでも引きずらない。
とにかくできるだけ機嫌よくいることが
大事なのだ。

なぜかというと、上司の機嫌がいいと、
いいことしかないからだ。


今私が働いている会社は小さな会社で、
社長の他社員は10人以下である。
小さな事務所で、全員ワンフロアで働いている。
なのにだ。
社長が大変気分屋で、
大体いつも機嫌が悪そうである。
大体いつもトゲトゲしたオーラを出している。

「これ怒ってないから、」
と言い始めてるす話も、
語調はこちらが悪いと決めつけるようなもので、
言い分があってもはむかえない。

社員の中には社長の奥さんもいるのだが、
すごい物言いで当たっているのを何度も見ている。
そんなものは「家でやれ」以外の感想がないし、
見ている方は大変不快である。

奥さんだけでなく、
私を含め他の社員もみんなが聞いているところで
「そんな言い方しなくても」
というような怒られ方をする。

そこそこ離れた席でしている電話の会話にすら、
切ったあとにケチをつけてくる。
私は悪くないので経緯などを説明すると、
「ああそういうパターン?」などと言って
そこで会話はフェードアウト。

おかげさまで、毎朝会社に行きたくない。
何かを報告するのも嫌だし、
社長がいるところで電話をかけるのも嫌だ。
常に社長の目を耳を気にして、
ストレスがとてもたまるし、非常に疲れる。

他の人が怒られているのを見せられるのは気分が悪いし、
社内の雰囲気もたちまち悪くなる。


これらはすべて「上司の機嫌がいい」と、
解決するではないか。

ホウレンソウも捗るだろうし、
社内の雰囲気も明るくなるだろう。
大企業じゃあるまいし、
こんな小さな会社なら尚更、
「不機嫌で近寄りがたい社長」なんて、
誰がどう考えてもデメリットしかない。

私の好きなライターさんが以前、
「あなたの機嫌がいいと、世界の機嫌がいい」
というような記事を書いていたのだが、
これはもう本当にそのとおりだと私は思う。
機嫌がよくて不利益を被る人間などいないのだ。

プライベートまで24時間機嫌よくいろ、とは言わない。
ただ、仕事なのだから、誰かの上司なのだから、
そういう誰かの上に立つ人は、
極力いつもご機嫌であるべきだ。


自分が部下なら、機嫌の悪い上司、機嫌のいい上司、
どっちの下で働きたいだろうか?
どっちの下で働いたほうが仕事が捗るだろうか?
どっちが慕われ、好かれるだろうか?
上司の機嫌がいいと、社内の雰囲気はどうなるだろうか?
簡単な問題である。

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