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【選挙ウォッチャー】 名護市長選2018・靖国神社から読み解くネトウヨの思想。

日本は今、ネトウヨによって、少しずつ侵食され始めています。
これは日本独自の問題ではなく、アメリカではトランプ大統領に背中を押された白人至上主義者たちが大暴れしていますし、ナチスの歴史を持つドイツでも移民排除を訴える人たちが台頭し、イギリスでは貧困層に対するディスりが止まりません。匿名で無責任な発言ができるSNSの普及により、人々の中に眠っていた差別心が吹き出し、いよいよ世界のネトウヨ化が止められなくなっているのかもしれません。
今年は、安倍政権が「憲法9条」を変えるために本気で動き出す一年です。ネトウヨ御用達の産経新聞では、櫻井よしこさんや我那覇真子さんなど、自分の目で真実を確かめるつもりが微塵も感じられないネトウヨをこじらせた女性の皆さんが着物姿で安倍総理と対談する様子が報じられ、北朝鮮や中国の危険を煽るだけ煽り、全力でプロパガンダに貢献していらっしゃいました。
ネトウヨの言動は、世間にも大きな影響を及ぼします。彼らは自分の目で確かめることを怠り、ネット上から手軽に入手できる耳当たりの良い情報だけを信じるため、さまざまな危機に対して警鐘を鳴らす人たちの声を安易にかき消し、いざとなった時には人々から考える力を奪い去ります。福島第一原発事故の後、福島の子供たちに小児甲状腺がんの多発が認められるのは、ネトウヨが菊池誠さんのような「メルトダウンしてないだす」のニセ科学撃退カルトの大学教授の言葉に乗せられ、「放射能を気にする奴は風評被害」と言い出したせいで、危険を知らせようとする人たちの声をかき消し、結果として、たくさんの健康被害をもたらしてしまったのです。なので、僕はネトウヨの存在そのものが「害」であると考えているのですが、ネトウヨを撲滅するためには、ネトウヨのことをよく知らないといけません。ということで、今回はお正月の靖国神社に行き、彼らの主張に耳を傾けてみることにしました。

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