あたらしい かも

2021/5/28

最近地元が、あたらしくなってきているらしく。
ameyaaisu ができた時、お洒落な店ができたなあと思ったけど、
トイレに並んだ覚えしかない(すいません)土産物センターまで、めちゃめちゃお洒落なカフェになっている。
他にも、新しいお店がいろいろオープンしているようだ。

上京して一年とちょっと経つ。
タフな時、「あれ食べたいなあ」と思うのは、不思議と地元の味で。
ふうりんの生姜焼き定食とか、
成龍のネギ中華とか、
珈琲屋の梅とおかかのスパゲッティとか、
ピノキオのトマトの茄子のスパグラとか。
パーラー高原のチャンポン、食べたことないなあ、食べてみたい。
小さい頃は、いつもハンバーグナポリタンを食べていたから、
薄暗い雰囲気の中、チャンポンを食べている大人たちが羨ましかった。
親友と足繫く通った、コテージマム。
バイト前に暇すぎて、一人で行ったときは、「あれ?今日一人なの?」って顔を奥さんにされた気がして、少し恥ずかしかったっけ。
そんなことばかり、思い出している。

目の前に、田、田、田のわたしの実家。
22年間歩いてきた、田んぼ道を抜け出したかった。
でも今は、なんでか田んぼ道を歩きたい。
イヤホンはしないで、ご機嫌に。
川のベンチで、ぼーっとしながら、鴨眺めたい。
踏んじゃいそうで怖いけど、久しぶりにリス園だって行きたい気がする。
なんでもある東京で、いくら探しても見つからない。
無性にあの町が恋しくなる瞬間が、今はある。

こういうことをつらつらと書くと尚更、わたしって田舎者なんだなあと、実感する。
でも最近は、なんだかそれが嬉しく、心地いい。
ふるさとがあるって、素敵だ。

これはある種、わたしのあたらしい気づき「かも」しれない。


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