見出し画像

「デザインは孤独になってはだめ」DesignshipDoの学びシリーズ #1

# これはなに

こんにちは。手塚といいます。
私はいまDesignship Doという実践型のデザインスクールに参加していて、そこでの学びや忘れたくない感覚を毎週(毎週!)書きとどめておこうと思います。

講義の内容や資料を載せるというよりは、思考の発散をして、それを書いているメモ帳のようなものです。
※なので、このnoteに書いてあるのは全て一個人の意見であり公式の見解ではありません。正解も不正解もなく、「こう考えました」というものです。

# 7/1の内容

・講師&受講生の自己紹介
・カリキュラム紹介
・「デザインの意図を汲みとる観察スケッチ」

# 今回の気づき

・そもそも何で受講したの?目的を見失わないようにしよう。
・デザインは、制作過程からデザイン!孤独になってはだめ

# そもそも何で受講したの?

私はデザイナーではありません。お仕事はキャリアの相談に乗ったり、企業の組織開発をしたりしています。
そんな私が今回なぜ受講したかというと、二つの理由がありました。

  1. デザイナー(デザインマネージャー)が抱える悩みや、ぶち当たる課題について、テキストではなく実践を交えて理解を深めたいから。

  2. デザイン思考を以てマネジメントする"マネジメントbyデザイン"を、ノンデザイナーも利用できる汎用的な技術であると証明したいから。

# 1. デザイナーならではの課題を知りたい

1つ目について。私がキャリアの相談に乗る方の8割はデザイナーです。前職のマネーフォワードではCDOのセルジオさん(今回の講義参加も背中を押してくださり本当にありがとうございました!)をはじめ、デザインマネージャーのみなさんと、デザイン組織の採用やリテンションなどを担っていました。
より広い視野でデザイナーの人の力になったり、デザイン組織を作ることをしたいという思いから転職しましたが、まだまだデザイナーならではの課題感については雲を掴んでいるような、類推の域を出ないような、そんな日々です。

そこで、Designship Doでは、デザイナーという職種や思考、悩みについてを文字以上の情報量で理解していくことを目指しています。そして、より自信を持って、デザイナーのみなさんと対話していけるといいなと考えています。

# 2.ノンデザイナーだけどデザインの力を活かしてみたい

二つ目について。デザインを『デザイナーだけの不可侵なもの』にしてしまうのは、デザイナー/ノンデザイナー双方にとって機会損失だなという考えを私は持っています。
※デザイナー/ノンデザイナーが意図して不可侵にしているのではなく「なんとなく別世界のものである」という暗黙知があることを指しています。

デザイナーと働いて感じましたが、ファシリテーションやUXライティング、スピード感のあるプロトタイピングは、非常に汎用性のあるスキルです。
逆に、私たちが普段「文章の羅列」を「箇条書き」にするような何気ないことも、一種のデザインだと捉えています。
デザイナー/ノンデザイナーの区分はとても曖昧で、可変でなんじゃないかと思うのです。

なので、「デザインの力ってノンデザイナーも活かせるよ!」という実例に私もなれば(非常に微力ながら)デザイナーの定義も広がり、デザインの力をみんなで使えるような世界になるのではないか?という想いから、参加を決めました。

# デザインは、孤独になってはだめ

7/1の講義の内容は以下のようなものでした。

デザインの意図を汲みとる観察スケッチ

日頃から馴染みのある共通のモチーフを観察し、スケッチという手法を通じて人の意図や視点、物事を自在に捉える広い視点を養う。

https://do.design-ship.jp/3rd/design-management
DesignshipDo公式サイト

この講義では、実際にボールペンと紙を使って「#観察スケッチ」をしようという内容でした。

えっ、まっすぐ線引くの難しすぎ!
丸書けません楕円書けません!
普段の脳みそ情報処理サボりすぎ!

などなど、一人頭の中では阿鼻叫喚ではありましたが、私たちがいつも見ているものでも、まじまじと見詰めてみると新しい発見があるんだなということを改めて体験できた講義でした。

中でも、講師であった檜垣さんがおっしゃっていたことで、私はとても心に(講義の主旨とは外れてしまうのですが)残っていることがあって。

スケッチは、素早く、コミュニケーションするツール

こういったことをおっしゃられていて、ハッとしたんですよね。

荒くてもいいので、とりあえず何があるのか・自分が何を思ったのかを見える形にする。それをもとに、議論をしたり感想を深めたり、他者とのコミュニケーションに使う。

デザインをしている最中は、もちろん一人で作業したりデータをまとめたり、そういう時間もあるとは思います。期待される成果物はWEB画面や、プロダクトをリリースすることになります。
でも、デザインのコアは「他人と共通認識をとる」、「他人との議論の土台を作る」のような、他人とのコミュニケーションのツールになる所でもある気がします。

また、デザインしたものをよりよくしていくには、他人からのフィードバックも非常に重要ですよね。もちろん、この他人というのはデザイナー/ノンデザイナー限らずです。
画面やプロダクトなどの成果物を出して終わりではなく、それを軸に生まれるコミュニケーションがどれほどあるかは、もしかしたらデザインの質の指標になるのかもしれません。

逆をいうと、孤独な、一人で完結している「デザイン」は多分何かが足りないのではないでしょうか。むしろ、それは最早アートに近いかも?
なので、「独りよがりなデザインに陥っていないか」、「誰のためにデザインしているのか」は、気をつけていたいなと思いました。

また、フィードバックをノンデザイナーから貰いたいと思っているデザイナーは、多い印象を持っています。でもノンデザイナーは「デザインわからんし…」ということで躊躇してしまうこともしばしばあります。(自戒)
デザインを孤独にさせないためにも、みんなが気軽にデザインに触れられるようにしていくことも、必要なんだろうな。



次回は「デザイナーのためのビジネス基礎教養」!
難しそうな気配をすでに感じているので、前日はよく寝て臨みたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?