見出し画像

仕事を抱え込む人/状態への対処を考えてみた話

「あなたは仕事抱え込むタイプですか?」

組織で仕事ができる人の特徴の一つに人の巻き込みがうまい、ということはある。特にエスカレーション、問題発生時の上司への情報共有から上司参画の時によく現れる。

一方で、責任感が強い人に多いのがエスカレーションをせず抱え込むケース。丁度このケースを最近何人か見たこともあり、エスカレーションのタイミングについて書いてみる

エスカレーションと問題解決度合い

エスカレーションをする場合としない場合の解決度合いと課題の深刻度をイメージにするとこんな感じ。

画像2

青実線:担当者が解決に当たった場合の解決度合い

青点線:上司も参画して解決に当たった場合の解決度合い

赤実線:課題の深刻、緊急度 (時間が経過するほど緊急度も重要度も増す)

①担当者が頑張るフェーズ(PHASE1)

最初は担当者が頑張る時期(イメージのPhase1)担当者の地位、スキル、経験で解決できる場合とできない場合がある。できなければ次の青点線の上司、組織で解決にあたるフェーズにうつる。

②担当者+上司、組織で解決するフェーズ(PHASE2)

ある程度までは①で進み、担当者で解決できなくなった、問題の深刻度が増してスピードが必要になった時に上司も一緒に組織で解決するフェーズ(イメージのPhase2)上司だけではなく、担当者と上司とで組織として解決を図る。

フェーズが変わるタイミング=上司を巻き込む時期は?

どのタイミングで実線→点線に移るかはその時々。問題の緊急、重要度によっても違う。早すぎると担当者の責任範囲を狭め、スキル経験習得のチャンスを奪うこともある。遅すぎると問題の深刻度、緊急度が増し解決へ更なるリソース投入が必要になる。

この上司巻き込み時期の見極めが担当者にとって非常に重要。

緊急度、重要度が高いと早めにPhase2に移ることが多い(その時点で高くなくとも将来高くなる場合も同じ)

上司巻き込み時期が適切な人は仕事ができる?

今燃え盛っている問題は上司も入らざるを得ないのだが、ポイントは今はそれほど緊急事態ではないが将来そうなる場合。これは担当者が先の見通して先手で上司や組織に先々の状況を理解してもらい巻き込むことが必要になる。これが適切なタイミングで行えれば、大問題になる前に組織で手が打てる。仕事ができる人は大体これができていることが多い

だからと言って最初から上司の仕事にはならないので、その巻き込み方巻き込み度合いは難しいのだけど。。

直接上司が巻き込めない場合

上司が忙しい、上司がやる気がない、等の理由で直接相談しても巻き込めない場合もある。

私がやっているのは 上司の上司も入ってもらうか、社内外の関係先からも自分と上司に緊急性、重要性を理解してもらうアプローチをしてもらうということ。 このままだと最悪の場合こうなる!という姿を組織にインプットし、組織での活動検討を促すようにすると上司が忙しくても何等かの方法が出てくることも。

最後に

大切なのは、自分の責任は最大限に果たしつつも 組織として解決する!から自分一人で、でも上司がでもない。ということ。

だから担当者が最後まで一人で抱え、結果大問題になる、というのは会社で仕事をする以上一番避けるべき問題だ、と思います。(私も何度もやったけどね😅)

最後まで読んでくださりありがとうございます。

スキ、フォロー、コメントくださると嬉しいです。



よろしければサポートお願いします♪ 頂いたサポートは書籍等勉強代にあてさせていただきます。