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女性のための海外駐在へ向けた4つのステップ

女性で海外駐在の方は増えているが、概して少ない。周りでも指で数えられるぐらいでブログ等を読んでも女性は少ないと思うので、若手の女性駐在になる方法について少し書いてみる。(あくまで日系前提)

海外駐在になるには?

海外駐在は本社(日本)から派遣されるポジション、という話は以前の記事で書いた。若手の駐在の場合、自分の日本でのポジションと同じか一つ上(担当者だったら現地で課長になるケースもある)で海外での業務経験と若干マネジメント経験もすることが多い。

ではどうやって選ばれるか。選考からのプロセスは大まかに4ステップ。希望リストにのる→(ポジションが空く、できる時に)リストから絞り込み→現地側と合意→決定

①駐在希望者リストにのる

リストと書いたが、明確なリストはたぶんなく自部署の管理職たちや人事担当者の頭の中におそらくある(と思う)よってリストに影響しうる人を選ぶか、だれかれ構わず駐在希望であることを伝える。まずは上司とその上の部長。+つながりがあれば社内で影響力のある人。私は入社当初から言い続けていたが、誰に言ったら効果があるかわかるまでは効率悪いけど結構色んな人に言っていた。色んな人に言ってると反応見て、協力してもらえそうな人もわかってくる。

まずは会社に自分に海外駐在の意志を理解してもらうこと(=リストにのる)が大切!

男性は人事ローテーション上必要であれば希望しなくても載せられる場合があるが、女性は結婚、出産がある、という理由で会社側では自発的にリストには載せてくれない(会社は本人の人生設計を尊重、と言うが、私は余計なお世話だと思う)ので、自分からとにかく言う!私はしつこいぐらい言った。聞いてた上司は大変だっただろうなぁ。。。

②(ポジションが空く、できる時に)リストから絞り込み

駐在の選定が行われるの交代か新規ポジションができた時のどちらか。

 ・交代の場合

前任者の任期が決まっている場合、交代時期は大体決まってくるので、それに合わせて管理職や人事の間で人事ローテーションの話の中で決まる。

(← いつ決まるかが見えないから駐在したいと思ったときに自分の意志を会社側に伝えておくことは非常に大切)

周囲の駐在の見ると、

✔日本で担当者として実績を上げている(会社の仕事の流れや業務内容の理解も含む)

✔コミュニケーション能力

✔体力、気力ともタフ

✔希望している

の人が選ばれる傾向がある。駐在は相当なコストがかかる。希望は大切だが、一番はやはり仕事ができる、知識、能力が十分にあること。日頃の頑張りが結構効いてくる。

これらがそろってくるのは新卒入社の場合で入社10年前後。だから30歳過ぎに駐在する人が多い。女性が30歳過ぎから3年-5年駐在すると35歳となり、結婚、出産というライフイベントと駐在をどう組み合わせて両立させるか、優先順位をつけるか悩むところ。もしXX歳までにXXしたいというような時間的な希望があればそれも伝えておくと会社も優先順位決めやすいと思う、

私の1回目の駐在は交代のケース。別の人が決まっていたが、その人が辞退したので、しつこく希望を言い続けた私にチャンスが回ってきた。希望を色んな人に言う、仕事で成果を出しておく両面でアピールできた結果だと思う。

 ・新規ポジションの場合

事業拡大や再編で新たにポジションができる場合が稀にある。この場合は事前に予測が難しく、ポジションができることがわかってから選考するかある程度特定の人をイメージしてポジションの検討が進むかのどちらか。新規ポジションの検討、候補者選定は大体マネジメント層で内々に行われるので、アンテナを非常に高くして、それとなく自分から売り込んでいくしかないが、うまくタイミングが合えば、ローテーション外で決まるため、リストに載っていなくてもチャンスがある。

私の2回目の駐在がこの場合。一度駐在し、子供も小さい私はリスト外。希望しても却下!😢 ですが、たまたま自部署の事業範囲拡大のプロジェクトにいたので、意志決定にかかわる人ともつながっていて、新たなポジションを作ること、選考状況、そのポジションで求められる能力を知ることができ、いいタイミングで希望を出した。

尚、新たなポジションは、仕事のプロセス、範囲を決めるところから始まり、組織づくりも行う。よって求められる知識、経験、コミュニケーション能力が交代より非常に高い。チャレンジになるが、相当なタフさがないときつい。

③現地との合意

選定が済んだら 現地側と合意。稀に現地の評判が悪く駐在選定が白紙になった人もいるが、よほど倫理的な問題を起こしたとか、利己的な仕事の仕方の人でない限り殆ど合意されると思う。

以前は現地の日本人責任者が女性の駐在員受け入れを渋るケースもあったらしく、私が1回目に駐在する時は、女性を送っていいのか、で日本側が心配、問題視(?)して手続きが1か月以上止まったらしい。今はそういう話は聞かないので責任者も世代交代で変わったということだと思う。

決定

現地合意まで取れれば、あとは内定。その後は手続き、引っ越し準備等に入る。会社にもよるが早ければ6か月前、遅ければ3-4か月前に内定だと思う。ちなみに女性が子連れ駐在する場合は、家事、育児しながらの駐在準備、引っ越し準備は6か月ぐらいないと大変です。旦那さんの協力度合いにもよりますが。

まとめ

✔ 選考の流れ

希望リストにのる→リストから絞り込み→現地側と合意→決定

✔女性は特に駐在希望、タイミング等を積極的にアピール必要!

✔既存ポジションの交代の場合リストに載るアピールと同様実績積んだり、知識、経験を広める自己研鑽し、会社に認めてもらうと可能性が上がる。

✔新設駐在ポジションの場合、リスト外の人でもチャンスはあるが、状況うまくとらえないと選考の流れに入り込めない。(情報アンテナ!)ただし仕事は厳しい

✔稀に現地側に拒否され駐在できないケースもある。


女性の場合、自分から行動して、アピールしたり、情報収集したり、というのが男性より必要になると思いますが、女性駐在がしやすい環境になってきているので、駐在希望される方は行動されることをお勧めします!

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