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おうちで中華 - 剁椒皮蛋(ピータンの刻み発酵唐辛子だれ)

お久しぶりです。最近、出版関連の諸々で慌ただしく、更新が滞っていました。月間8本のお約束は守るべく、これから月末まで固め打ちします。

さて、久々にのんびり料理する余裕が出た先週末、冷蔵庫の中に夏に仕込んだ剁椒醤の瓶を見つけた。そういやまだ味見していなかったなと、まずは単純な料理で剁椒醤の出来栄えを確かめることにした。

ということで、剁椒皮蛋(ピータンの刻み発酵唐辛子だれ)だ。


剁椒皮蛋
duòjiāo pídàn

剁椒皮蛋(ピータンの刻み発酵唐辛子だれ)

剁椒を軽く炒めて香りを出し、醤油や黒酢と合わせてタレにして、ピータンにかけるだけ。

簡単極まりない冷菜だが、異様にビールを呼ぶ。剁椒醤の鮮烈な香りと辛味が、まったりとしたピータンにピタリと合うのだ。クセにクセを重ねる掛け算の料理と言える。

剁椒醤からは、熟成した香りと旨味をはっきりと感じる。発酵は偉大だな。

余談になるが、僕は近所で簡単にピータンを買える環境に住んでいるので、ちょくちょく料理にも使う。一方、世間でピータンがどの程度受容されている食材なのか、イマイチ分かっていない。

見た目や味に拒否感を持つ人も多いのだろうか。そもそも普通にスーパーで売っているのだろうか。

ともあれ、少し手を加えるだけで良い酒肴になるし、刻んで調味料的にも使えるので、使い慣れれば結構便利なものだと思う。

こう考えると、ピータンを気軽に買える環境にいて、なおかつ剁椒醤を仕込んでいる人なんて、世の中にほとんどいない気もするが、たまたま条件を満たしている奇特な方は、是非お試しください(笑)。

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