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また生まれることも楽しみになる

しばらく東京を離れていたのだけど、その間に宮崎駿監督の最新映画「君たちはどう生きるのか?」を観た。賛否両論あり、いろんな解釈がなされているようで、解釈については熱心な映画ファンやジブリファンの方の考察がおもしろい。ミステリ作品を読んでいるような気持ちになる(笑)

私自身は「ああ、私もこういう成り立ちかたで世界を見てるところがあるな」と思いながらみていた。時間と夢と思想と愛情と罪悪感との混じり合い。それをこんな形で小さい頃から見ていたように思うのだ。

作品としてどうかということは他の優秀なレビューにまかせるとして、この映画をみて、改めて輪廻転生とか前世とかパラレルとかそういったものを信じているのだなと思った。信じているというか、理屈抜きに私の世界の成り立ちの中に当たり前のようにあって、信じるも信じないも考えたことすらなかったのだということを、改めて感じた。空気があることをいちいち疑わないようなものといったら、感覚として伝わるだろうか?

日常の中で空気についてわざわざ論じることはないにしても、空気とは何か?という自分なりの答えを見出し、それを表現するバリエーションをひとつでも多く持っていたい。

宮崎駿監督にとってのアニメーションのように。誰かにとっての絵やダンスや政治や科学、あるいは小説や哲学のように。

まぁ、絵は下手だし、ダンスも踊れないし政治を語れるほど頭もよくないし、すご表現のバリエーションなど、せいぜいひとつかふたつくらいかもしれない(ひとつだったらバリエーションとすら言えないじゃないかっ笑)
それでも自分が感じる世界の構築とその表現についてはずっとずっと考え続けていくのだろうなと思う

多分、過去生もそうだったのだろうし、ここは来世もそうかもしれない
と思うとまた生まれることも楽しみになる



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