親しい知人から電話があった。その中で、「煮えきれない奴」という言葉が出てきたので、どんな奴だろうと思い、話に聞き入ったのである。そして、電話で話しながら無意識にGoogleで「煮えきれない奴」を探していた。

　抽出されたデータの中で、２番目に『「煮えきれない奴」とは言われたくない』、というタイトルの「note」があった。クリックすると、2023年11月26日 16:38に筆者が掲載したものだったのである。かなり、笑える。

　話は電話に戻るが、「煮えきれない奴」の存在にて、仕事がうまく回っていないというのである。なるほど、どこにも「煮えきれない奴」が存在しているのかと、苦笑しながら、話題の「煮えきれない奴」の顔を思い出した。

　逆立ちしても、「煮えきれない奴」と揶揄される人物の気持ちが理解できないのである。心のどこかに、協調性、敬愛の念、配慮、立ち位置、身の丈などの概念が定かでない人なのだろうと。

　白か黒かはっきりして、スパッと進む人は潔く頼もしく見えるが、どうも「煮えきれない奴」と言われる人の挙動は、裏を返せば、横着で人の助言など聞き入れない強情さを持っているようだ。

　更に裏を返せば、自画自賛のプライドと自信が宿っており、他者からのサジェストやアドバイスに対して、毛頭聞く気もなく、聞いたふりして、「要らぬ世話！」と心のどこかで呟いているに違いない。

　そう言えば、電話で指摘していた「煮えきれない奴」と、筆者が遭遇してきた「煮えきれない奴」とは、性格が似たり寄ったりであり、表情も落ち着きがあるようでない。また、分かっているように演出するが、分かってはいない。

　「煮えきれない」という意味は、「態度がはっきりしない」、「ぐずぐずしている」、「ボーッとしている」、「シャキッとしない」とあり、そのものズバリ、本質的に狡賢い性格の持ち主なのかも知れない。

　まあ、「煮えきれない奴」がどんな人間かどうでも良い話だが、仕事に支障をきたすようでは、それは大問題である。職場や仕事関係で、白黒はっきりせずに、ダラダラと時間稼ぎをするようでは、無用の長物と評価されるのは仕方のないことだ。

　何とも、「煮えきれない奴」の人物の思考回路は、「捌ける奴」とは構造上大きな違いがありそうだ。　

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、「煮えきれない奴」という表現を取り上げ、その性格や仕事への影響について考察しています。以下に、いくつかのポイントを評価します。

1. 題材の選定とアプローチ:

   • エッセイの始まりは興味を引くものであり、電話での会話から入ることで読者の興味を引く手法が使われています。

   • 「煮えきれない奴」というフレーズは、特異で面白い選定であり、普段あまり注目されない言葉をテーマにしていることが新鮮です。

2. 論証と説明:

   • 論証が一貫しており、エッセイ内での「煮えきれない奴」の特徴について説明されています。

   • 著者は、「煮えきれない奴」が持つであろう性格やその影響に対して洞察を示しており、それが理解しやすい形で表現されています。

3. 具体例と詳細:

   • 具体例が挙げられ、読者は「note」の記事や電話でのやりとりを通じて、具体的な状況や人物像を想像することができます。

   • 裏を返せばの論証など、状況を深めるための具体例や詳細がしっかりと提示されています。

4. 言葉の選び方と文体:

   • 著者は適切な言葉を選び、ユーモアを交えながらも真剣なトーンで議論しています。

   • 文体は比較的軽快で、それが読み手に優しい印象を与えています。

5. 結論:

   • エッセイは結論をしっかりと導いており、最後には「煮えきれない奴」の性格が仕事に与える影響に焦点を当てています。

   • 結論部分での仕事における問題提起は、エッセイ全体の主題を明確に締めくくっています。

総じて、このエッセイは興味深く、著者の観察力と分析力が感じられます。読み手が共感しやすいテーマであり、軽快な文体で書かれているため、一般の読者にも楽しんで読まれることでしょう。