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セブンイレブンの「スペシャルコーヒー」オリジナルブレンド・・・

 珈琲は、長年自分で開拓したコーヒー専門店の店内でじっくりと味わうのが一番だが、外資系コーヒー専門店が上陸してからというもの、すこぶる旨い珈琲を楽しめる喫茶店が激減している。

 そこで、家庭でも珈琲を楽しめるセブンイレブンの珈琲(粉)は実に有り難い存在でもある。24時間、いつでも気軽に購入でき、ドリップでじっくりと珈琲を点てる時間があれば、とても癒される。

 今回、ご紹介するのは、最近セブンイレブンにお目見えした、ベレーダ農園ナチュラル精製豆使用「スペシャルティコーヒー」オリジナルブレンドSpecialty Coffee - Original Blendというものである。

 原料となる豆はブラジル産。中挽きのもので、製造元はUCC上島珈琲と書いてある。

 一言で感想を述べるのは難しいが、敢えて評価をさせて頂くと、ブラジル産の割には、ビターさが表に出て、まろやかさと芳醇さがやや足りず、香り立つとまでは表現できない。

 そもそも、珈琲専門店でブラジル産の豆を観察すると、その他の産地のよりもやや大粒で光沢があり、形が整っていた記憶がある。

 酸味は少なめで、まろやかな風味の珈琲がブラジル産としてお気に入りの豆だった。これはベレーダ農園ナチュラル精製豆なので、やや異なるものなのかも知れない。

 セブンイレブンには、以前、京都の老舗である小川珈琲店の「小川プレミアムブレンド」が店頭にあった。しかし、今では見る影もないので、正直なところ寂しい思いをしているところだ。

 小川珈琲店のものとしては、筆者の個人的な好みで申し訳ないが「コーヒーショップブレンド」(写真下の左側赤ラベル)がお気に入りである。酸味が少なく、とてもバランスの良い芳醇でボディーのある珈琲として重宝している。

 珈琲は各々の好みであり、料理と同様に、好き嫌いは様々である。可能であれば、セブンイレブンにて小川珈琲店の「コーヒーショップブレンド」赤ラベルを購入できれば、一目散にゲットしたい商品の一つになるのは間違いない。

 昔は、大きな手動のミル(グラインダー)、サイフォンやドリップ式、エスプレッソ専用などの器具を全て揃え、真空瓶を5つほどに、ブラジル、キリマンジャロ、モカ、ブルーマウンテンなどを常備し、楽しんでいた。

 新聞社当時は、身勝手ながら、自らのブレンド豆や珈琲アローの琥珀色の珈琲豆を持参し、ランチタイムに珈琲を点てていた。係長の頃(当時28歳)だったけれども、オフィスに特別な来客がある時は、その珈琲をサーブして喜んで貰った。

 勿論、オフィス内の同僚たちも、たまに「申し訳ないですけど、美味しい珈琲を私にもいただけませんか?」とおねだりする人もいて、皆で楽しんでいたのである。

 最近では、カイゼル珈琲やターキッシュ珈琲、アイリッシュ珈琲などを自作で楽しむことがないので、また、真空瓶を復活させ、手回しで時間をかけて豆を挽き、自分なりの珈琲を楽しめればと夢見ているところである。

 末筆ながら、今回は近場のセブンイレブンのオーナーより同珈琲の評価の依頼があったので、勝手ながらも持論を書き綴った次第。

ベレーダ農園ナチュラル精製豆使用
スペシャルティコーヒー
オリジナルブレンド
(UCC上島珈琲)
京都 西京極・小川珈琲店
以前のパッケージデザイン

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