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意外に覗かれている、『窓』。・・・光を取り込み、空気を入れ替える『窓』が、『裏窓』に。

 極論から申し上げると、今の時代、周辺あちこちに『愚行族』や『過敏族』、『被害妄想族』が増えてきたように思えてならない。特に、2018年のコロナ上陸、そして現在に至るコロナ禍。きっと、人の心に何らかの悪影響を及ぼしているに違いない。

 筆者は、周辺に住む人へは可能な限り挨拶や会釈はするが、原則、或る程度の距離をもって、干渉することは一切ない。ICTを本業としており、一般的な社会人や年金受給者の方々とは、働く時間帯がズレており、周辺の方々とは疎遠になりがちとなっている。

 マンション暮らしの頃は大して気にもならなかったが、一戸建てに住むようになり数十年。特に、以下のような人を多く見掛けるようになった。

1)自宅前の公道を庭と勘違いしている人
2)他人の家庭内のこと(個人情報)を聞きたがる人
3)他人の車が新しく変わるのを非常に気にする人
4)根拠なく警察に通報したがる人
5)車がすれ違う度に睨みつける人
6)子供たちの通学路を爆走する人
7)「朝まで灯りがついていますね!」と言う人

 など、妙な人が増えてきている。


1)については常態化しており、自分の実家に立ち寄るのは良いが、その自宅領域からはみ出て、他人の駐車場の出入り口を阻み、支障をきたす。何度か注意をするが、或る時は遠慮気味に、或る時は邪魔をするといった具合だ。学習能力に欠ける人間のようだが、大の大人(夫婦)とは思えない。

2)ペラペラと他人の家庭内のことを、機関銃のように喋りまくる女性がいる。例えば、誰それの娘がどこの高校に落ちて、どこの高校にパスしたとか、誰それの息子がクビになり、最近別会社に就職したとか、どうでも良いことを、伝言ゲームのように楽しんでいる。(昔からアルアルな暇人の話)

3)誰それが白い車からガンメタの車に変えたとか、誰それが何台も車を保有していることへの誹謗とか、これまた、聞くに堪えない他人様の噂話である。このような話が耳に入ると、段々と気分が悪くなってくる。

4)或る日、高台で夕陽を撮影しようかと、超望遠レンズを装着したカメラを持って歩いていたところ、撮影を終え自宅に到着するや否や警察がやってきた。何と不審者がウロウロしているとの通報があったらしいが、最終的に、警察側が勘違いであることを認めて謝罪終了。とんでもない話である。

5)元々頭に異常があるのか、柄が悪いのか、60代の男性あるが、車がすれ違う度に、こちらを覗き込むような仕草にて、睨みつけて行くお馬鹿がいる。全く相手にしないが、毎回同じパターンにて睨みつける。かなりの変人のようなので、日頃から用心はしている。

6)この女性については、少々キツめに注意しておいた。ドライバーは三十代の主婦。自分に子供がいるにも関わらず、道路で縄跳びをしている他所の子供の横を、何度もアクセル全開にて通り過ぎるお馬鹿である。それからやや大人しい運転になったものの、最近、再び爆走を繰り返す始末。

7)オフィスで徹夜になることが多いので、サーバーは年中オンのままであり、玄関照明、そしてオフィス内照明は、午前5時頃までオンの状態となっている。それをわざわざ「朝まで灯りが付いていますね!」と言ってくる。要らぬ世話である。


 映画監督アルフレッド・ヒッチコックの名作の一つに『裏窓』というものがあるが、それを思い出してしまった。

 『窓』は、家の造りの中では、明かり取りと空気の入れ替えの重要な役目を果たすものである。しかし、上述の人たちの挙動を見ていると、何となく、ヒッチコックの『裏窓』の世界を彷彿するように、暇な人間が、あちこちの『窓』を覗き込んだり、または、自分の『窓』から見上げたり見下げたりしているに違いない。想像するだけで、悍ましい。

 このような挙動不審者は、筆者の周辺に限らず、全国津々浦々に数多く存在しているはずだ。その根拠に、事件事故のインタビューでテレビ画面に出てくる隣人たちは、加害者や被害者の情報を異常に知り尽くしている。いつも思うことだが、「そこまで観察してるの?」と驚くほど、他人の『窓』から首を突っ込みたがる人間がいるようだ。

 デリカシーやらプライバシーやらの言葉さえ知らない人たちなのだろうと。できれば、自分の足元だけ見て暮らして頂ければ、有難い。

取材中のアマチュア写真家(筆者の親しい知人)このような取材風景を見て、「不審者がいる!」と通報するのだから、堪らない。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。