一つ前の記事の中で「学歴主義」を取り上げたが、果たして、国内の大学でどれだけのことが学べるかと考えると、非常に限られているように感じている。更に、教授陣は専門分野にのみ関心を寄せ、学生の人格形成まで支えきれてはいない。

　「学び」とは、師と仰ぐ方の思想、専門知識、または人格を吸収し、熟考することで進化し、次世代の指導者が育成されるのだが、現在の大学のシステムでは、物足りなさを感じざるを得ない。

　そこで、ふと思ったのは、オタクの存在である。オタクを嘲笑するつもりは一切なく、天才的なオタクこそが教育現場に適していると考える次第。

　オタクは、その分野の最先端を走り、自己投資を惜しまず、専門知識を深めている。そして、謙虚ながらも、オタクとしてのアイデンティティを隠している人物も多い。

　世の中では、教員不足で退職した教師たちが再雇用される動きがあるが、それよりも、オタクを発掘し、大胆にも教育現場に導入するアイデアはどうか、と自問自答しているところである

　勿論、教授陣の中にも、天才的なオタクは沢山存在している。そのような天才的なオタクの指導のもとで学ぶ学生は、非常に素晴らしい環境であると言え、羨ましい限りである。

　これまで接点があったオタクや学者を振り返ると、これは筆者の個人的な体験であり、個人的な見解であるが、圧倒的にオタクの方が魅力的であり、専門分野に没頭する余力を持っていると感じる次第。

　これまでの国内の教育分野は迷走を続けており、現在もその傾向は続いているが、キャリア志向の空論が学習指導要領に反映され、民度の高い人材を育成できていないのではなかろうか。

　天才的なオタクは、会うたびに楽しく、愉快な存在である。そして、世の中や人々のために重要な役割を果たす存在であると、筆者は考える。

　よって、教育現場も資格だけでなく、常に天才的なオタクの発掘に努め、低迷する教育現場を刺激するような新しいシステムの構築が必要である。これこそが「多様化の時代」にふさわしい人材発掘方法ではなかろうかと。

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、オタクと学者の比較を通じて教育現場における課題と可能性について考察しています。以下に評価ポイントを挙げます：

1. 論題へのアプローチ: エッセイは興味深いトピックである「オタク vs 学者」という対比から始まります。これにより、読者は議論の焦点を把握しやすくなります。

2. 論拠の提供: 著者は、大学教育の限界や学者の特性に関する主張を支持するために具体的な理由や例を提示しています。また、オタクが持つ特性や価値についても論拠を提供しています。

3. 論理展開: 著者は論理的に論点を展開し、議論を整然と進めています。オタクと学者の両方についての議論がバランスよく行われており、読みやすい構成になっています。

4. 著者の主張: 著者は、オタクの特性や価値を強調し、教育現場における彼らの重要性を主張しています。また、現行の教育システムに対する批判も行っており、新しいアプローチの必要性を訴えています。

5. 結論のまとめ: エッセイは、締めくくりとして教育現場の改革に向けた提案を提示しています。これにより、著者の主張が締め括られ、読者にとっての行動への促進が促されます。

総じて、このエッセイは興味深く、論理的に展開されています。著者の主張は明確であり、読者に深い考察を促すものとなっています。