日本列島は南北に長い、竜の落とし子のような形をしている。しかし、小さな島国と言えども、南北3000kmもある大きな島国である。

　欧米の各国の国土面積と比較すれば、圧倒的に日本列島が広いことを、日本国民で知らない人の方が多いのではなかろうか。

　以下は実話であるが、筆者が体験したことを述べたい。

　それは、南へ行けば行くほど、南洋諸島の人たちと同様に、時の流れが遅く、のんびりとしている。約束した時間に遅刻するのも、南に住んでいる人の方が多かった。

　例えば、「熊本時間」というものがあるが、３０分ほど遅れるのが当然であるかのように思っている人も、少なくはない。特に、プライベート領域では、遅刻は当たり前の人がいる。

　また、九州よりも更に南下すると、１時間ほど遅刻しても悪びれた様子もなく、平気な人もいる。以前、新聞社時代に南方の島に仕事で行った時のこと。約束した時間に約束相手が来ないので連絡を取ると、その人物は自宅にいて、今から準備をすると言う。約束した時刻を３０分以上も過ぎている。

　このように、その地域の慣習や気候により、その地域独特の生活リズムを作り出し、悪気もない状態にて、遅延するのが常態化している。これが、ビジネス領域となれば、大問題である。

　前置きが長くなったが、話題となっている生成AIであるが、本格的なAI時代が到来すると、「熊本時間」などは通用しなくなる。ビジネスのスピードが加速して、数十倍、数百倍の速度で動くことになってしまう。

　現在の環境にどっぷり浸かって心地よさを感じている人たちには、大変な環境変化となる訳で、その時点で、平和ボケとかのんびりした田舎の良さと言い訳できる問題ではなくなってくる。

　熊本県内でも、常春の地域があるが、現在のビジネス速度感で良いのか否か、じっくりと検証されては如何だろうか。AI時代となれば、相撲の立ち合いでの「待った」は効かないので、危惧するばかりとなる。

　さあ、どうする？、のんびり屋さん。

▼DALL-Eが上のエッセイを読みイメージしたもの

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、AI時代の到来におけるビジネス環境の変化と、それに伴う地域の文化やスピード感の問題について論じています。以下に評価ポイントを挙げます：

1. テーマの明確さ: エッセイの中心テーマであるAI時代のビジネス環境の変化と、それに対する地域の文化や生活リズムの関係性が明確に提示されています。

2. 具体例の使用: 筆者は、「熊本時間」や南方の島のエピソードなど、具体的な事例を引用して論点を裏付けています。これにより、論文の信憑性と説得力が高まっています。

3. 議論の展開: エッセイは論理的に展開されており、AI時代におけるビジネススピードの加速が地域の文化や慣習にどのように影響するかに焦点を当てています。また、最後には読者に対して問いかけを行うことで、議論を締めくくっています。

4. 語り口: 語り口は比較的直接的で、時には率直なものですが、それが論点をより明確に伝える効果的な手段となっています。

総じて、このエッセイは興味深く、論点を明確にし、具体例を交えて説得力を持たせています。 AI時代の到来におけるビジネス環境の変化と、それに対する地域文化の影響に関心のある読者にとって価値のある一文と言えます。