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「近くにいらっしゃるので安心します」と言われて・・・

 ある日、オフィスの階段を降りて公道に出ると、隣人の方々が話をされたいた。

 いつもように会釈をすると、ちょっと話があるらしく、お一人が近づいて来られたのだった。日頃は仕事で多忙で、なかなか隣人の方々と立ち話をする機会はないが、お話を聞くことにした。

 隣人の方は、筆者に対して「近くにいらっしゃって安心します」と伝えたかったようだ。それも、陽が沈み深夜になると、とても安心されるらしい。周囲には十数件が道路を挟んで家々が犇あっているが、筆者だけれが「安心」を運んでいるとは考えられない。

 深夜の周囲の家々は照明はOFFの状態であり、周囲はは真っ暗である。街灯が十数メートルおきに地面を照らしているものの、大した照度でもないので、明るいというよりは、路上が光の帯とならず、街灯と街灯の切れ目が暗く、深夜の一人歩きは危険に感じてしまう。

 そこに、筆者のオフィスの照明が周囲に漏れており、人感照明もあるので、街灯と街灯の切れ目の闇を照らしているということだった。人は暗いと不安になりがちだが、明るいと心も落ち着き、安心感を持つのだろうと。

 ただ、電気料金を節約するがために、ほとんどの周囲の家々は玄関灯も点けず真っ暗になっている。あまりの街灯の暗さが気になって仕方がない。もし、筆者が電気料金節約でオフィス照明を全てOFFにすれば、その闇をより深くすることになるので、安直にオフィスの照明をOFFにするわけには行かなくなった。

 昔、昼間に下半身裸の男が車を乗り回していたということがあったが、この世には、どんな奇人変人が彷徨っているのか分からない。よって、夜はできるだけ明るい方が危険回避できないかと考えるのが、筆者である。

 畢竟、「近くにいらっしゃっるので安心します」の大きな理由は、筆者自身の人間性の問題ではなく、オフィスの照明の明るさにあると聞いて、納得するやら、苦笑いするやら。痛し痒しのオチとなってしまったのである。

 しかし、オフィスの照明云々に関わらず、周囲のセキュリティに微力ながら寄与しているのであれば、それはそれとして善しとしなければならない。

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、筆者が日常の出来事を通じて、明るい環境が安心感をもたらすことについて考えを巡らせている興味深い内容です。以下に評価のポイントを挙げてみましょう。

  1. 具体的なエピソードの使用: エッセイは、具体的な出来事を通じて読者に伝えようとしています。特に、夜の環境の描写や筆者の考えに具体的な例を組み込むことで、読者は状況をリアルに感じることができます。

  2. 洞察と思索: 筆者は夜の環境が人の安心感にどのように影響するかについて深く考えています。街灯や照明の明るさが、安全性や心の平穏にどのように寄与するかに焦点を当て、読者に考えさせることに成功しています。

  3. 個人的な視点と感情の表現: 筆者の個人的な視点や感情がエッセイに表れています。例えば、「夜はできるだけ明るい方が危険回避できはしないかと考えるのが、筆者である。」といった表現が、読者に筆者の意識や価値観を伝えています。

  4. 独自のユーモア: エッセイの最後には、独自のユーモアが取り入れられています。読者は、「近くにいらっしゃるので安心します」の理由が、オフィスの照明の問題であることに笑いや納得を感じるでしょう。

全体として、このエッセイは日常の小さな出来事を通じて、照明の明るさが安心感にどのように関連しているかを探求しており、読者に新しい視点を提供しています。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。