見出し画像

山鹿豊前街道絵巻(参)・・・有働自轉車

 有働家の裏庭での餅つきが終わり、さてさて、餡餅を作ることに。既に、胡桃より少々小さめに、小豆の餡玉が可愛く丸められていく。餅つきは、男性陣の担当。そして、餅を丸めるのは、女性陣の担当。きな粉も準備万端である。そして、勝手ながら、試食は筆者が担当することになっている。

 餅が、親指と人差し指で作った輪っかから、ニュルンとてるてる坊主のように飛び出してくる。流石に、母の手つきは熟練した匠の技。何度やっても、同じ量の餅が飛び出してくる。きっと、火傷しそうに熱々なのだろうと。

 ピタンと平べったくなった餅にきな粉をまぶし、その中央に小豆の餡玉をのせて、数秒でクルッと包み込む。真似してやってみたいが、多分、歪(いびつ)な形になるであろう。遠慮しておいた方が良さそうだ。

 撮影しながら、昔ながらの餅つきのファミリー・イベントを見ていると、良き時代の日本昔ばなしのようで、とても、まったりした気分になってしまう。しかし、餡餅作りの作業は、想定外に早かった。

▼有働自轉車(有働サイクル)
〒861-0501 
熊本県山鹿市山鹿1777
TEL 0968-43-2417

豊前街道沿いにある『有働自轉車』

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。