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自分の能力に気づく時

あなたは、自分の能力について考えたことはあるでしょうか?
得意なことや苦手なこと、好きでずっと続けられること、嫌いでするのを避けたいことは、人によって異なります。
今回は、私の体験談を基に能力についてお話していこうと思います。

①周りの人より能力差が大きいと感じていた
私は得意なことと苦手なことが幼少期からはっきりしていました。
幼児期は、地名や数字・歴史の年号を覚えることが好きでしたが、工作やボール遊びは苦手でした。
小学生の頃は、社会や音楽は好きでしたが、図画工作や運動会は苦手で、特に運動会の行進では、手の動きと足の動きが逆だと指摘され、他の児童から隔離されて先生から指導を受けたことがありました。
中学生の頃は、同じく社会と音楽は好きでしたが、技術家庭科や数学が苦手でした。技術の授業ではラジオを制作しましたが、クラスで私1人完成せずに授業が終了したことがありました。
高校生の頃は、地理歴史と公民、音楽は好きでしたが、数学や英語、古典が苦手で、受験勉強には苦労していました。
大人になった今思い返してみると、得意なことと苦手なことは共通点があることに気づきました。
何かを覚えることや音楽のようにリズムや音に乗ることは得意でしたが、目で見て動きを覚えたり真似することや、空間認知は苦手なのだと自覚しました。

②能力と仕事について
能力を測る指標の一つにIQというものがあります。
一般的に言葉を操る能力の言語性IQと動作の素早さを測る能力の動作性IQの2種類あると言われています。
私は大学生の頃に先生に勧められて、言語性IQと動作性IQのテストを受けてみました。通常はこの2つのIQ差があまりない方が多いのですが、私は言語性IQは110を超えていたものの、動作性IQは80くらいとかなり差があることを自覚しました。
私はIQの差があることを認識したものの、職業選択ではあまり考慮しませんでした。就職活動ではアロマセラピストの会社に内定を頂いたことで、入社前研修を受けることになりました。
研修では、立つ姿勢やツボの押す強さ・押す場所を理解することが難しく、内定を辞退することになりました。
また、セキュリティエンジニアの仕事に就いたこともありましたが、パソコンで複雑な操作をすることや答えを自分で実証するという作業が難しく、他の社員に比べて成長速度がとても遅かったことから早期退職をしました。
一方で、コールセンターの発信業務はマニュアル化されていて分かりやすく、敬語の使い方を学べたり、自分で提案戦略を工夫できる要素があったので、やりがいを感じ、長く続けることができました。

③私の経験から伝えたいこと
学生時代は得意科目を伸ばすことより、苦手科目を克服することに注力されます。それによって進路の幅が広がるのは望ましいことだと思います。
一方で、社会人になって仕事を続けていく場合は自分の得意なことを活かすことが大切だと考えています。
苦手なことをし続けているとやりがいを感じづらく、成長速度が遅いので活躍も難しく、長く続けるには困難だと実感しました。
得意なことをすぐに見つけることは容易ではないと思いますが、まずはノートとペンを用意して自分の経験を書き出してみてはいかがでしょうか。
特に、うまくできることと上達が難しいことは、幼少期からの経験によってある程度まとまると思います。
私は経験から学ぶ人間だと実感しており、得意なことと苦手なことも両方経験してきました。

誰でも自分がうまくできることを見つけ、活躍できる社会を望んでいます。

ありがとうございました!


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