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短編『何も気にならなくなる薬』その184

「習慣は第二の天性なり」
なんて言葉がある。
「努力は実を結ぶ」に似たような感じだろう。
あくまで天性であり、それが世の中にどう作用するかはその時と運による。
自分にとっての習慣とはなんだろう。
毎日食事の内容を記録することも、三ヶ月経てば立派な天性だろうか?
とりあえず3月の結果

総消費、約64420kcal
総摂取、約60700kcal 
一日平均消費2080kcal
一日平均摂取1950kcal

トータル -3720kcal

マイナス7000kcalになれば1キロ痩せる計算だ。
消費の計算もスマホの簡単なアプリなのでざっくり計算だが、緩やかに減量ができているはず。
実際に体重計に乗っていないのでなんとも言えないが、体重を減らすことが目的ではなく、食生活の習慣をつけるためなので数値だけ見る。
たまに体重計にのるがあくまでモチベーションを高めるためだけ。

本当はもっと運動が出来ればいいのだが、なかなか時間を割けないでいる。
子供の頃は理由もなく走り回っていたが、大人になるとなかなか走るのが恥ずかしいというのが現状だ。
本気で走るのは
遅刻しそうなときの駆け込み乗車くらいだろうか。
運動をしたくても人の目がある。
ましてやジムだの何だのとお金を取るものが多い。
運動をするコミュニティに入るのがもっとも自然なのだろうが、きっかけがなかなか難しかったりする。

大人こそ運動が必要なのに、大人同士が見栄を張って運動しづらい環境を作っているのではないか。
いや、むしろそうしたものを商売にしようとした人たちの策略にハマってしまったのかもしれない。

筋トレやストレッチを取り入れようとするとどうにも難しそうなことから始めがちだ。
しかし、最近では簡単なやり方、筋トレを緩やかに始める方法を題材にしたものも動画サイトなどで目にする。

運動を取り入れるには自分のためなのだから、他人の目など気にしてはいけない。

多分それは運動に限らずだ。

習慣付けるというのは他人に見られても気にならない、そうした精神的な強さも必要なのかもしれない。

美味しいご飯を食べます。