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*お父さんとの思い出とともに

「NISSAN あ、安部礼司 - BEYOND THE AVERAGE - 」


本日12月6日は、オンラインイベント
「ABE Tube」が開催されました。

そこに登場した全国のリスナー「ABE Tuber」の方の中に、父が聴いていたから自分も聴いていますという方々が何組かいて、なんだか嬉しくなった。

自分もお父さんの影響を受けて安部礼司のファンになった一人である。


15年目を迎えたラジオドラマ「あ、安部礼司」

いつのまにか、自分も会社勤めの人間になっていた。


安部礼司をお父さんと一緒に聞いていたのは小学生から中学生くらいまでかな。

扉を一枚挟んだ隣の部屋から漏れ聞こえていたラジオをなんとなく聞いていた。

お父さんは、わたしも安部礼司のラジオを聞きたいだろうと思ってか、いつも、「おぉ、安部礼司の時間だぞ。」とわざわざ声をかけてくれていた。

「いや、いいよ聞かないよ。おもしろさわかんないし。」と、学生だった私は内心思っていた。

けれど、「お父さんが好きなラジオ」として、わたしの中に確実にインプットされていた。

だからなんとなく、わたしも好きになっていた。


それからわたしは就職し、実家を出て一人暮らしを始めた。

ある日曜日の黄昏時、ふと思い立ち、radikoを開いた。

お父さんがずっと聴いていたラジオを自分も聴きたくなった。「あ、安部礼司」がどんな物語なのか知ってるようで知らなかったのだ。登場人物のキャラクターやそれぞれの関係性なんかも知らなかった。それなのに、オススメのラジオとして他の人に紹介したこともあって、なんだか恥ずかしくて、もっと知りたい!と思った。


なんでお父さんがこのラジオドラマが好きなのか。


その理由は、ラジオを聴いていたらすぐにわかった。

たぶん、お父さんも、安部礼司みたいなんだと思う。


人の弱みや妬みを言わない。
そしてみんなに愛されている。


実際のところはわからないけどね。
なんとなく、そんな気がする。


日常の中に、重要なヒントがいつも隠されていて、幸せのカケラがいっぱいつまってる。たくさんの愛を感じる。

そんな安部礼司の世界が大好きなんだよね。


普通でいい。
普通でなくてもいい。


そう思わせてくれる安部礼司の存在がとても温かい。


こうしてすっかりわたしも安部礼司の虜となり、毎週日曜日の黄昏時を楽しみに待つようになりました。

そして、お父さんと安部礼司について一緒に語るようになりました。


きっと同じように、親の影響を受けて安部礼司のファンとなった同世代の方がたくさんいるんだろうな〜と、そんなふうに思ったのです。

その連鎖がもっと広がりますように。


それではまた。






最後まで読んでいただきありがとうございます。少しでも「スキ」と思っていただければ嬉しい限りです。