千世(ちせ)

エッセイスト (主に読書、歴史に関して書いています。 1961年生まれ大阪府出身。読書…

千世(ちせ)

エッセイスト (主に読書、歴史に関して書いています。 1961年生まれ大阪府出身。読書好き。歴史好き。ハンドメイド好き。妄想好き。 著書「レキジョークル奥の枝道」シリーズ7冊目をただいま執筆中。<https://amzn.to/3vgIGz9>

マガジン

  • 日日是好日~にちにちこれこうじつ)~

    人生の喜怒哀楽逸話集。 日々の生活の中でのちょっとした気付きや反省などの中に見つけた、人生を生きていくための教訓があり、喜怒哀楽があり、毎日が良い日になるようなヒントがあります。

  • レキジョークル 奥の枝道

    歴女サークル「レキジョークル」のゆるゆる歴史紀行の記録です。 実際の紀行内容や本出版などの裏話をまとめてみました。

  • note保存版

    これから活用したい記事、為になる記事、なるほどと思った記事、主にSNSに関してのお気に入りを集めてみました。

  • 歴史あれこれ

    歴史ウラ話集。表の歴史に隠れたような歴史のこぼれ話が大好物です。 妄想や独自の見解話などの収集帳。

  • 私の街自慢

    大阪でもちょっとマイナーな松原市が私の住む街です。 市内の名所や伝承、歴史話についてまとめたマガジンです。

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やるべき事の優先順位

年始早々、能登地震や飛行機事故、そして個人的には友人の死。 めったにない事件が起こり、この先の「取り込み方」に関して、考えてみました。 人生、明日の事は本当にわからない。 特に60歳を過ぎた私には、やりたい事を先延ばしにしている余裕は1ミリもありません。 そこで、フィールドワークや、それに必要なリサーチに時間を割きたいと思っています。 noteは楽しすぎて、ついのめり込んでしまい、本来のやりたい事をそっちのけで没頭してしまいがちなのを、軌道修正してゆきたいのです。 私

    • 「法隆寺」を堪能する-第1回~東院伽藍

      ここ最近はお出かけ続きで、なかなか記事をまとめる時間がありません。 たまたまですが、4月の後半にスケジュールが重なり、頭の中を整理するのも困難です。 やっと少し落ち着きましたので、見聞きして体験したことを順番に投稿していきたいと思います。 前回はこちらです↓ <お詫び> この記事は間違いだらけで、コメント欄での皆さんの校閲でなんとか訂正することができ、本当に助かりました。 ありがとうございました! 風情ある土壁の道前回、思いっきり間違えていましたので、再度ハッキリいいま

      • 法隆寺を堪能する-第1回~プロローグ

        4月となり年度替わりを迎え、今年の目標のひとつに挙げていた「法隆寺を堪能する」シリーズが始まりました。 この法隆寺に関しては謎が多く、いまだに特定できないことがあります。 まず、いつ聖徳太子がこの斑鳩と呼ばれた地に創建したのか?その時期は大まかに以下の2説あります。 ①推古15年(607)ー父・用明天皇のために創建 ②推古9年(601)ー住居である「斑鳩宮」を建てたと同時に創建 「日本書紀」には670年に伽藍を落雷により焼失したとありますから、ざっくりですが7世紀初頭の

        • 謎が多い「阿麻美許曾神社」

          noteでは2回目の登場の阿麻美許曾神社は松原市六社のうちの一つに挙げられていますが、実はお隣の大阪市東住吉区に鎮座しています。 1704年の大和川付け替え工事により、このあたり「矢田」が分断されてしまったため、参道もろとも大阪市となってしまいました。 その他のご祭神や由緒などを含む詳細はこちらです。↓↓↓ 社名の中の「許曽」の由来は、祭祀や森の意味を持つ朝鮮の古代国家・新羅の言葉で、初代王の赫居世の居世が許曽に転じたのではないかと言われています。 この名を持つ神社は全国

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          老いぼれても兼家はやはりドンだった!

          兼家(段田安則)は息子三人を呼んで、明日、出家すると宣言し、後継者に道隆(井浦新)を指名すると、道兼の顔色が急変しました。 道兼:「父上の今日があるは、私の働きがあってこそ」 兼家:「黙れ!お前のような人殺しに一族の長が務まるか!」 はて? →「虎に翼」風に(笑) この兼家の言葉はボケなのか正気なのか? 一瞬、判断に困りましたが、私は「正気」で言ったと思います。 自分の寿命が尽きるのを悟った兼家はどうしてもここでハッキリしておく必要がありました。 なんせ何よりも自分

          老いぼれても兼家はやはりドンだった!

          その気になればいくらでもあるマイナーな桜名所!

          私の一つの教訓として、「花見」と「紅葉狩り」には、 ~絶対に京都へは行ってはいけない~ というものがあります。 特に近畿圏の人たちはわかっているはずなのに、それでも京都へと足を運ぶのは、それだけ素晴らしい景観がそこにあるからでしょう。 しかしながらインバウンドにより国内の日本人だけではなく、外国人の来訪がかつてないほど増加しているというのに、わざわざその渦中に飛び込む勇気は私にはありません。 京都駅はバスやタクシーを待つために長蛇の列ができ、いったい目的地に着くまでどれ

          その気になればいくらでもあるマイナーな桜名所!

          関西弁が世代交代している

          ドラマや映画で役者さんが関西弁を使うシーンは多い。 しかし、イントネーションがまるでなっていない下手な関西弁は聞くに堪えないものがある。 セリフの言い回しを聞いただけで、その役者さんが関西人かそうでないかがすぐにわかってしまうのをみると、やはり関西弁の言い回しはかなり難しいのだろう。 「わて」の多用に戸惑う 先週いっぱいで終了した朝ドラ「ブギウギ」は、笠木シズ子さんの人生をもとに創作された物語だったが、私が一番気になったのは主人公・趣里さんが使っていた関西弁だ。 主人

          関西弁が世代交代している

          円空~仏は自然そのものの中にある

          記事内の画像はすべて許可された範囲で 2022年4月1日に撮影しました。 主人と二人で中の島の国立国際美術館「古代メキシコ展」へと向かったのですが、なんと休館日! 自分たちの間抜けさに呆れ、どれだけ落胆したかは言葉にできないほどで、しかもこの日は4月1日とは思えないぐらいの夏日のため、歩いているだけで身体にこたえる暑さに疲れは倍増しました。 アホ過ぎて精神的に落ち込む💧 こちらは前売りチケットをすでに購入しているので、また後日行くとして、今回は4月7日で終了するあべの

          円空~仏は自然そのものの中にある

          なぜ日本人はフェイクニュースに翻弄されるのか?

          我が家は時計替わりの朝の情報番組として、近畿圏のみの朝日放送・「おはよう朝日です」を観ています。 今朝もいつものようにテレビでこの番組を流しっぱなしにしていると、ふと目に留まる情報があり、洗濯を干そうとベランダへ行く途中のリビングで、思わず座り込んで聞き入ってしまいました。 1次ソースとは情報源のこと 日本人は最初に目に飛び込んできたネット情報を鵜呑みにしてしまうのが半数以上に登るのと言うです。 アメリカや韓国よりも多い💦 そして「デジタル空間を理解するための用語の認

          なぜ日本人はフェイクニュースに翻弄されるのか?

          湯立神楽が有名な「我堂八幡宮」

          「松原六社巡り」第4弾は、前回の「柴籬神社」から西のやや北より約4Kのところの厄除宮として親しまれている「我堂八幡宮」です。 府道187号大堀堺線沿いにあり、西へあと約350mで大阪市内という松原市の端っこにあります。 この近くの松原第五中学へと次男のサッカーの試合のため、車や自転車で何度もこの前は通っていたものの、訪れた事は一度もありませんでした。 鳥居をくぐるだけで社域が見渡せるぐらいの狭い境内なので、大したことはないだろうと高をくくっていましたが、とんでもなかった

          湯立神楽が有名な「我堂八幡宮」

          文献から見える「光る君へ」の時代背景

          「妾」ではなく北の方がいい~!」 「二人で駆け落ちなんていや~!」 あれでは結局、玉の輿が目当てみたいで道長が怒っても当然だと思います。 「まひろさん、道長さまの北の方になりたいなんて厚かましいですわよ。」 by倫子 まひろは何を勘違いしてるんだろ?「恋は盲目」とはこのことか⁈ それに新天皇即位の日の高御座にあった子供の生首。 怪事件ですよね~! 誰の首かはわかりませんが、失脚した花山天皇の側近、藤原義懐(高橋光臣)らの仕業でしょうか? いろいろ気になるところではあ

          文献から見える「光る君へ」の時代背景

          noteにはそれぞれのスタイルがある

          noteで活動開始してこの3月で2年と8か月経ちました。 ふと気付くと、また何名かのお姿が見当たりません。 最初のうちこそ大変寂しく感じていたのですが、今では慣れてしまって「またか…」で済んでしまっています。 この”知らない間にnoterさんが居なくなる”という現象は、もはや私の中では当たり前になりつつあります。 その代わりに初めて見る方が多く、noteでの入れ替わりの激しさを痛感せざるを得ません。 そんな中、私自身もnoteの向き合い方を変ようという思いでこの1年をス

          noteにはそれぞれのスタイルがある

          河内国初の都だった「柴籬神社」

          晴れた日を見定めて松原六社巡りの絶好のチャンスと思い立ち、車で一気に3社を巡りました。 この日最初に訪れたのは、前回の「阿保神社」より直線距離で南へ約1,3Kのところにある柴籬神社です。 丹比柴籬宮跡地丹比という地は現在の大阪府松原市~羽曳野市の辺りを主に指し、面白い事に羽曳野市では「たんぴ」と読み、堺市美原区では「多治井」と表記して「たじい」と読みます。 御祭神 「古事記」や「日本書紀」によると、ここは古墳時代の5世紀前半、仁徳天皇の第3皇子である18代反正天皇が住

          河内国初の都だった「柴籬神社」

          今回の大河は攻めの姿勢だ!

          驚いた!まさかの展開です! 道長とまひろが和歌のやり取りをしているのを眺めていたら、急展開ですんなりベッドインです。 兼家ファミリーの陰謀の行方を見守るつもりだったので完全に油断していました。 突然抱きしめただけでなく、情熱的なキス! なかなかやるな、道長。 「まひろと生きていくこと、それ以外に望みはない」 しかし、まひろは道長を断わり、 「道長さまが政によってこの国を変えていく様を死ぬまで見つめ続けます」 と、ラブシーンはここまでかと思っていたら、なんとそのま

          今回の大河は攻めの姿勢だ!

          独断と偏見で語る大河ドラマへの思い2

          今から2年ほど前にNHK大河ドラマについての総評記事を書かせていただきました。 この記事で私の勝手な独断で選んだランキングは、 第1位「いだてん」2019年(8.2%) 第2位「龍馬伝」2010年(18.7%) 第3位「平清盛」2012年(12%) ()内は視聴率:社会実情データ図録より 私が1位に選んだ「いだてん」は、ビデオリサーチ(関東地方)によると歴代大河のうちでワースト記録だったそうです。 大きな苦難を乗り越えてオリンピックを実現しようとする人々の姿は、涙な

          独断と偏見で語る大河ドラマへの思い2

          「藤田美術館」早春のレキジョークル・後編

          前回はこちらです。 (天神さんの御朱印を追記しています) この日のランチは、食いもん奉行・ミコさんおススメのお店に当たりを付けていました。 というのも開店前には行列ができるほどの人気店にも関わらず、前もっての予約は不可で、当日の10時半からしか予約できず、天神さん訪問中にミコさんが予約を取ってくれました。 この日の参加メンバーは合計4名。 午前中はミコさん。チコさん、私の3人のみで、あとで仕事を終えたリンさんがランチで合流する予定なのです。 Sugar Cubeお目当て

          「藤田美術館」早春のレキジョークル・後編