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男2人の為に

男2人と言っても韓国ドラマのようにイケメン2人が、私を取り合う話ではない(殴らないで)男2人の正体は、みなさん薄々わかっているであろう夫と息子のことだ。

スーパーに苺が並び始めた。我が家の男2人は、苺が大好物だ。苺だけでなくその他の果物も好きで、2人のことをフルーツイーターと呼んでいる。色々なものの値段が上がって、家計には大打撃の昨今であるが、2人のフルーツイーターの為に、わが家では旬の果物が常備されている。私は果物などなくても生きていけるタイプで、ビタミンCなどは錠剤で良くないか?とか思ってしまうが、そこはおかんなので値段と相談しつつ買い物かごに放り込んでゆく。

私が幼い頃は、果物と言えば林檎、バナナ、スイカ、秋になると向かいの木で取れる無料の柿(もちろん種あり)、梨、葡萄はデラウェアで年1、2回巨峰(これも種あり)、みかんぐらいのものだった。どれも毎食並ぶわけではなかった。無料の柿やみんかんはよく顔を出したが、さして好きでもなかったので喜んで食べたわけでもない。それが現在はどうだろう。色々な果物で溢れている。葡萄なんて、もはや名前が覚えられないほどの品種が出来、どれも甘くて美味しい。柿も葡萄も種なしがあり食べやすい。農家さんの汗と涙の結晶である。

息子の1番好きな果物は、ラズベリー。私が子供の頃は、その存在すら知らなかった。生のラズベリーは腐りやすいので、旬の時しか無理だし売っているお店も限定されて値段も高い。それでもおかんは、息子が食べたいなら用意してやりたい。最近ハマっているのが、ラズベリーピューレ。ラズベリーと砂糖のみで作られている。これを、ヨーグルトや杏仁豆腐にかけて食べる。杏仁豆腐は、杏仁豆腐の素を使って作るのだが、我が家の定番はこれだ。

聘珍楼の杏仁豆腐の素

かなり色々な素を試してみたが、これを上回るものにはまだ出会ってない。果物を切らしている時は、これにササっと熱湯と牛乳を混ぜて冷やしておく。好きなだけ取り分けてラズベリーピューレをかけていただく。このピューレは冷凍なので、年間通して使用でき大変助かる。なので冷凍庫にいつもストックされている。

コロナが始まって、実家に帰る以外の旅行はしなくなってしまったので、果物ぐらいは買ってもバチは当たらないだろうと思っているけど、高い。本当に高い。そしてめんどくさい。

皮!!


皮めんどくさいのよ。ゴミも出るし。おかんて偉いなぁ、凄いなぁと思いながら、おかんやってます。ええ。自分で褒めていかないと誰も褒めてくれないんでね。積極的に褒めていくスタイルで行きますよ。がんばれ、おかん。負けるな、おかん。

ところで、最初に出た苺の話だが、日本では今ぐらいから春先まで出回る。夫は、苺の旬は春だって、こんな時期に苺あるの不思議だって言うのだが、これは日本はビニール栽培が盛んだからだ。クリスマスにも間に合うし、ベリー系は腐りやすいので寒い時期の方が扱いやすく日持ちすると思うので、ビニール栽培してくれる苺農家さんありがとう!!柿に飽きてきた辺りに出現してくれて助かる。

果物に限らず、我が家では旬を大事にしている。旬に取れるものは、その時の体に合うと思うからだ。息子にも教えておきたい。食べながら、あぁそういう季節になったなと感じるのも楽しいし、思い出になると思っている。これはおかんの独りよがりかもしれないけれど。



※イラストお借りしました。air_mezzanineさん、ありがとうございます。


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