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当たるも八卦当たらぬも八卦

猿萩レオンさんの記事を読んだ↓

私も占いは嫌いじゃない。エンタメの一種として楽しんでいる。雑誌やテレビで見る占いは、ほとんどが外れている。特にテレビの今日の運勢で、あなた!今日一位よ!と言われても、どこが一位やねんという一日しかなかった。でも気にしない、エンタメだから。逆に、あなた!今日最低よ!と言われるほうが当たったりするので、そこはハズレていけよと思う。

本格的な占いをしてもらった経験が二度ある。一つ目は二十代前半の時だった。詳しくは覚えていないが、確か会社の先輩がむちゃくちゃ当たる占い師がいるよと言うので、紹介してもらった。神戸だったか大阪だったか忘れたが、そこに行けば会えると言われたのだけれど、めんどくさすぎてパスしていたら、電話でも対応してくれるらしいよというので、電話をかけてみた。電話をとったおじさんは、めんどくさそうに「本来電話ではやらないんですけどね」と前置きをし、私の生年月日と名前の漢字を聞いた。自分がした肝心の質問は忘れてしまったのだけど、結婚はいい時ばかりじゃない8割しんどいって覚えておこうな、それから結婚してから2〜3年は子供を作らずに、夫婦生活がうまくいってるなら作りなさいと言われた。


それは占いなんか?


そして私の名前について。私の名前は二文字なんだけど、頭の中で「子」をつけなさいって言われた。例えば、「みか」なら「みかこ」と言う具合に。どうやら男勝りな性格が名前と生年月日で出たらしく、もうちょっと謙虚にとかなんとか言っていた。この二つしか覚えていないし、あまり役には立たなかったが面白かった。

二回目は、占って貰おうと出かけたわけではなかった。29歳の時、当時付き合っていた年下彼氏と神戸にデートに出かけた時のことだった。異人館に行ったりウィンドウショッピングしたり、さてお昼どうしようと空いてるレストランに入った。オランダ料理だった記憶があるが定かではない。客は私達二人だけ。席について店内を見渡すと占いの本だらけだった。オーナーとおぼしき女性がメニューを持ってきてくれた。「占いの本沢山ありますね」と言うと、実は自分は結構有名な占い師で、他県からも占ってもらいに来る人もいるとかなんとか、聞いてる私は「あ、自慢始まった」と思っていたのだが、今日は人もいないし無料で占ってあげようかと言われたので「あ、無料ならよろしくお願いします」と見てもらうことに。この時の詳細もスッポリ忘れてしまったが、一つだけ覚えていることがある。それは「あなた、30歳過ぎに幸せな結婚をしますよ。彼とじゃないけどね(コッソリ)」であった。その時はまだ彼氏とうまくいっていたので「ふーん、あはは」ぐらいに思っていたが、後にその彼には「他に好きな人が出来た」と振られ。一年ぐらい引きずった後、紆余曲折を経て今の夫と凄く幸せかどうかはわからないが、まぁ幸せな方の結婚を30歳過ぎにした。結婚から数年後に、あの時の占い師を思い出してマジやんと気が付いたが、なにせ初めて出かけた場所で、フラリと入ったレストランだったので二度と探せないのは確実だった。非常に残念である。

占いはエンタメであると思っているので、それに寄りかかったり、比重を置きすぎるのはなんか違うような気がする。

当たるも八卦当たらぬも八卦なのだ。


※イラストお借りしました。nashiopair5さん、ありがとうございます。

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