ついに。

日本全国の「中学校」を明るく照らしHappyにしていくコミュニティ。

「中学校てらす」がゴールデンウィーク真っ只中の4月28日（日）に開催されたキックオフイベントを皮切りにスタートしました。

今回はその企画物語を事務局の中心として活動した私（青野）が書いていきます。

１．活動の始まり、、、、

きっかけは突然に。13年に渡るビジネスの世界での活動から中学校教員に転身して8年。教員としての立場でありながら、学校内外で様々な活動を通し、私自身の課題や、やりたいことを実現するために邁進してきていたのですが、学校内でもそろそろ立場や役割も変化してきます。

ここで学校の置かれた環境、教員の置かれた環境や課題、子ども達が置かれた環境や課題、それらのことに対してど真ん中ストレートに取り組むしかない！

と考えていたら、こんな案内が私の視界に飛び込んできました！

採用されるか分からないけれど、ひとまず受けるしかない！と決心して申し込んだのがこの物語のスタートです。

２．そして針は動き出す

そんなことなで面接の予定を調整し、いざ株式会社NIJINの代表星野達郎さんとの面接に臨みます。

それなりに緊張感を持ちながらも、「自分らしく」面接に臨みました。
いくつかの質問に対して答えていると、、、、

突然星野達郎さんから一言。

「はいっ！採用！一緒にやりましょう！」

の一言。

後日改めて連絡が来るのかなと考えていた私は驚き「本当に私でいいのですか？」と何度も聞き返してしまいました。

どうやら私で良かったようで、あとは今後に関する連絡を待つことにしました。

３．大海に漕ぎだす、、、、

　
打ち合わせを行うということで連絡があり、いざ打ち合わせに臨みます。するとどうでしょう。

なんと、メンバーは「私だけ」でした(笑)

とはいえ、株式会社NIJINとして運営している他事業の方がサポートしていただけるということで大海原に漕ぎ出します。

どのような講師の方々にお話を聞きたいのか。どのような講師の方々のお話しであれば、中学校の先生方の背中を押せるのか、そして中学校をHappyにできるのか。と考えて、交渉させていただく方を整理します。

自分自身がお話を伺ったことがある講師の方々
著名でイベント等に引っ張りだこの講師の方々
とても面白そうな取り組みをされている方々

片っ端からリストアップして、いざ交渉へ。

ここで私の元営業としての「マインド」が湧き出てまいります。

「うまくいかないことが当たり前。うまくいったらラッキー。この活動は様々な人との出会いとご縁だと考えて、このプロセスを楽しもう」

そんな思いで講師の皆さまに「突撃アポなし連絡」が始まりました。

４．船に乗る「仲間」が増えていく

「はじめまして」「突然のご連絡申し訳ありません」から始まるメールをどれだけ送ったでしょうか。

メール、Facebookメッセンジャー、何かのホームページ、学校の問い合わせ連絡先、教え子の知り合い。

様々な「つながり」を探しながら連絡を始めていくと、「誰だこいつ？」と想いながらも何とかZoom面談を実施させていただけるかたが1人、また1人と増えてきます。

誠心誠意説明させていただくと、私達が考えていることをご理解いただき、賛同いただける方も増えてきました。

それだけでなく、事務局のメンバーにも多様な方々が参戦してくれます。
そこから一気に活動が加速していきます。

「仲間」が増えていくと、自分自身の活動に対するエネルギーは加速していきます。そうやってこのコミュニティの立ち上げとイベントの企画は加速していきました。

様々な「つながり」をたどって、「ご縁」をいただき、「仲間」が増え、新しい「つながり」が増えていく。

それこそがこの「コミュニティ」の価値になるのではないか。そのことを認識できたことがこの過程の価値であり、勝ちだったのだと思います。

というダジャレをなんとなく挟んでみました(笑)

５．なぜ「中学校」のコミュニティなのか

ここでそもそもなぜ「中学校」なのかを説明します。

と思いましたが、素敵なホームページがありますのでそちらに譲ります。

とはいえ個人的な感覚も付け加えておきます。
小学校の先生方のコミュニティや授業研究はとても盛んです。
　
しかし中学校以上の先生方においては学校以外での「外」の繋がりが多くはありません。

皆さん素敵な取り組みを行っているのにも関わらず。
　
だからこそ、その「外」でつながれる場所を作ろう。
そしてそこで「繋がりを作っていこう」そう考えています。

創業メンバーの想いはこちらから！

６．本イベントに向けて

中学校てらすを「もっと色々な人に知ってもらいたい」ということを考え「キックオフイベント」を企画しました。

オンラインのみという考え方もありますが、「人とのご縁、つながり」がより強まるのはやはりオフラインである。
そして、そこにわざわざ来ていただける人は「強い想い」があるはずだ。
　
ということを考えて「ハイブリット型」で企画させていただきました。

これからの中学校を問い直す！今、求められている学級経営×ICT教育 | Peatix

講師の皆さまのお話が私達が考えていた「問題意識」や「大切にしたいこと」に対しての「ヒント」や「後押し」になるものであったり、「新しい気づき」や「軸になるようなこと」だったのではないかと感じました。

つまり、これからコミュニティで実施する毎月のワークショップに参加いただくことでその内容に触れることができる。これはとてつもなく大きなことではないだろうか。

そんなとてつもなく大きなことに触れていただける「場」を作る。
そしてその「場」から広がっていく。

そんな時間になったのではないかと思う。

７．イベントを終えて

課題意識や「変革したい」と考えている人は多い。しかし、実際に「行動する」人は多くはない。
多くはないからこそ、行動している人は、寂しいし苦しいものです。

そんな時、必要なことは「仲間がいる」ということなのではないでしょうか。

同じ場所にいなくても、「頑張っている人がいる」「同じ思いの人がいる」と感じられる人がいる。

そう感じられたらその人自身の背中を押し、そしてそれが結果的に多くの「先生」を変え、「学校」を変え、そして子ども達を幸せにしていくのだと思います。

８．参加者の皆さんの声

・西郷先生のお話を拝聴したのは2回目ですが、本当に面白くて引き込まれました。時間が短すぎるくらいでした。お考えがブレずに清々しい。爽快でした。素晴らしかったです。
・皆さんの講演本当に興味深く聞かせていただきました。ありがとうございます。
・「発達や愛着、医療的側面から不登校のリスクと向き合うこと」「教員一人ひとりの長所を生かした学校づくりが、子どもを幸せにすること」に気づかされました。ありがとうございました。
・マインドセットが必要。校長になれば変えられる。年寄りがいなくなれば変えられる。
・西郷先生の講演から学校の在り方を根本から問い直す必要を感じます。また、松久先生のお話からもこども理解を校内で進めていく必要性を強く感じました。後半のパネルディスカッションでも学校を取り巻く多様な組織・人が大きく変わってきているのがわかります。そうした多様な人材や機関と連携して学校が持続可能なものとなるよう取り組んでいこうと感じました。ありがとうございました。
・やはり公立学校教員の苦悩や宿命を感じました。現在中堅と呼ばれる世代ですが、公立学校には希望がないと私立や民間に転職する仲間が多いです。でも志高い教員が公立を辞めたら、公立学校はどうなってしまうのだろうと考えています。基調講演もパネルも興味深い内容でした。主催者のみなさま、ありがとうございました。
・養護施設での事件を扱った映画と「あの子さえいなければ～」という問いかけと「私のやってきた教育だ」という振り返り。すぐに使える薄いノウハウではなく、日々の過ごし方、何気なく使っている言葉、善悪の判断に潜む優性思想の危険性を振り返る「くさび」になり続けると思う。
・講師の先生方のお話が素晴らしく、もっとじっくりと伺いたいと思うほどでした。中学校の校長でしたが、４月より小学校の拠点校指導員をしています。今の中学校の課題を改めて感じているので、この会の大切さを一層感じています。また、Teach For Japanの池田さんのお話を伺って、拠点校指導員として、これからの学校教育を担う先生方に対して、バイヤスに凝り固まった退職した校長が、経験則で古い価値観を植え付けてしまわぬように、もっと学んでいきたいと強く思いました。とてもいい機会をいただき、ありがとうございました。

９．最後に

今回のイベントは序章にすぎません。
ここからが本当のスタートです。

・学級経営やICT活用をもっと学びたい方
・"教師"に自信や希望が持てない方
・職員室以外のコミュニティを求めている方
・学校や教室をもっとよくしていきたい方
・全国の教師仲間と繋がりたい方

たくさんの方々との「ご縁」と「つながり」を求めて
そして全国の中学をHAPPYにしていくために

一緒に活動してくださる方をお待ちしております！

是非こちらへのご入会をお待ちしております！

ｂｙ　あお（青野祥人）

この記事を書いた人