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休職・退職を経て振り返り

2023年12月に仕事を正式に退職した。
23年4月上旬、精神科の通院日に「もう仕事行けないです。診断書を書いてください」と、やっとの思いで主治医にお願いした。通勤中の動悸はますます酷くなるし食事も喉を通らなかった。それまで1年以上通院していたこのクリニックでも休職の意思を切り出すのは辛かった(主治医には転職を勧められていたが、そんな余裕があればとっくにしているし、医者にもかかっていない)。まもなく休職期間に入ったが復職は精神的負荷があまりにも大きいので諦めた。

休職期間の途中の秋に大学院入試(修士課程)を受験した。なんとか無事合格をした。そしてそちらに集中しようと決めたのだった。働きながら通学するという手も存在したが私にとってはあまりにもキャパオーバーだったからヤケクソに近い。

直接にせよ、間接にせよ、休職・退職の原因は複合的なものなので一言で表せるものじゃない。ただ、「この仕事をやっている意味ってあるのだろうか?私って存在意義ある?」と常々感じていた。例えるならば、賽の河原で石を積んでいくが絶えず地獄の鬼が壊していく…それの繰り返し。「ブルシットジョブ」(クソどうでもいい仕事)なんて言葉もあったが、あれ?私が従事している仕事や職種ってそれに近いのでは?と思ってしまった。もちろん客観的にみて無駄な仕事なんてことはないはずだが、そういった疑念が日々積み重なっていったのは事実だ。それ以外にも労働環境など様々あったが、最近言語化できたことを書いてみた。

はたから見れば大学院進学(しかも文系)は仕事からの「逃げ」にしか見えないだろうが、人生生きている間に修士くらいは取っておきたいなあと漠然と考えていたから良い。甘え、迷走だと自分の頭の中からも囁きが聞こえる。けれど日々何とか折り合いをつけて新生活の準備をしている。


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