見出し画像

"チョコ12種食べ比べ”bosyu×MAMANOオンラインイベント

"チョコ12種食べ比べ”bosyu×MAMANOオンラインイベントに参加させていただきました!

私はママノさんのファンなので、そちらのtwitterのリツイートで発見したのだったと思いますが、こちらを拝見して即刻申し込みました。

当選の連絡?が来たときにはもう嬉しくって、その後2日くらいは仕事の効率が普段より1.3倍くらい高かったです。
モチベーション大事。

bosyuさんは、私はまだ利用したことがないのですが、最近目にする機会が増えました。

「私こんなことできるよ!」
「こんなことできる人を探しているの!」
という、仕事と人をマッチングさせるコミュニケーションサービスです。

のぞいてみると、
「一緒におしゃべりしましょう!」みたいなものからあり、
「自分には専門知識がないから…」と凹まずに気軽に始められるサービスな印象があります。

ママノチョコレートは、チョコ好きなら必見のお店です。

アリバカカオという超希少品種のカカオのみを扱う非常に珍しいお店。
一度口にしたら虜になること間違いない!と断言したいくらい美味しいチョコレートばかりです。
普段チョコを食べ慣れていない人にも、相当なチョコマニアにも愛されるチョコであり、自信をもって人へお薦めできます。

…おっと、ここでママノさんの美味しさを語ると止まらなくなりそうなのでこの辺でやめとこ。

今回は、その美味しいチョコ屋さんママノチョコレートの代表江沢さんの解説を聞きながらママノで扱う12種類のチョコを食べよう!というもの凄い贅沢なイベントです。
ファシリテーターはbosyuさん(中の人)で、とても楽しく進行して下さいました。


実はオンラインイベントって初めてで、今流行りのzoomもあまり使い慣れていなくて、滅茶苦茶不安でした。

ただ、事前に「チョコそろそろ届いたと思いますが、大丈夫そうですか?」みたいな確認があったりと、bosyuさんの対応がとても親切で、運営の方には安心感があったのが良かったです。

チョコは数日前には届いていたので「どうしよう、まだ来ない💦」みたいな不安も感じませんでした。

画像1

紹介カードも同梱。分かりやすい!

画像2

さてさて、あっという間に当日に。
4月25日。お昼前くらいから、一人で滅茶苦茶そわそわしていました。
そして14:00。
少しあたふたしたものの、無事にzoomに入れました。良かった!

思ったよりも少人数で驚きです。
夫婦で参加している方やお子さんと一緒にという方も。
気軽に家族と楽しめるのも、オンラインの良い要素かもしれませんね。

皆ママノチョコレートのファンかなと思っていたのですが、bosyuの募集から参加している方がほとんどだったのが意外でした。

簡単に自己紹介と、ママノチョコレートとは?という解説があった後、さっそく試食会です。

順番に紹介していきますね。
長いので一応目次つけておきます。

①カカオレットドロップス 73%
②カカオマス 100%

画像5

雫のような形が可愛いですね。
どちらも結構なビターですが、このくらいのサイズならポイポイと口に放り込んでしまいそう💦

カカオ73%の内訳は
・56%カカオマス
・17%カカオバター
・残りが砂糖

後でご紹介のカードチョコレートよりも砂糖の食感がちょっと感じられたりして粗い感じ。
ただ苦味も酸味もガツンと感じられて、癖になりそうです。

ここがベースなのか、というのがしっかり感じられるので、他のチョコを買うにしても、こちらは併せて購入したい一品です。

こちらでドリンクを作っても美味しいそう。
おすすめの配合を教えていただきました。

73%ドロップスの場合
ミルク135g
チョコ20g
砂糖5gくらい
※あまりグツグツさせない
→さっぱりと飲めるくらい
*ジャンポールエヴァン(高級チョコの名店)くらい濃厚にしたければ、
ミルクの量を半量にする

美味しそう!これは今度ぜひやってみます!!

カカオマスは、カカオ100%のこと。
ここにカカオバターや砂糖を加えていきます。

皆さん、苦ぁ…という反応で面白かったです。
私は100%結構好んで買うので、こちらも美味しなぁと食べてしまいましたが、まあ甘みは無いですもんね。

カカオマスは購入できます。
結構食べる用に買っていく方も多いのだとか。

分かる!
この奥深い野性味溢れる苦味が癖になるんですよね。

100%に慣れているせいかもしれませんが、一瞬顔をしかめるような嫌な苦味はなくて、しっかりじっくり味わいたくなるような苦味で、ほほおと感心してしまいました。
このチョコをベースにどう化けるのか想像するのがまた楽しいのです。


③~⑩はカードチョコレート。
③の純アリバをベースにして、様々な副素材のドレスでアレンジしています。
常々、「カードチョコレートの食べ比べしたいなー!」と感じていましたので、夢が叶いました!感激!

実は私、ファンとかほざきながら純アリバ以外のカードチョコレートって食べたこと無かったんです。

いつも
「全種類食べ比べしたい!」
「でもベースは純アリバで、そこにちょっとナッツ乗ったりしてるだけなんでしょ?じゃあ、純アリバでアリバカカオの美味しさのみを堪能した方がいいんじゃない?」
という天秤で争っていたわけで。(超失礼💦)

ごめんなさい、私が間違っていました。
こんなに味わいが変わるなんて思ってもみませんでした。

まるで魔法みたいにくるくると姿を変えるチョコレートたちに驚きを隠せませんでした。

食べ方のポイントとして、常温に戻しておいたほうが口溶けよく美味しく食べられるというアドバイスがありました。
(※保管については冷蔵庫が間違いがなく安全)

カードチョコレートは薄いので、食べる10分くらい前に出しておけば大丈夫かな、とのことです。

いくら美味しいからって冷蔵庫から出してすぐに食べない方がいい。
より美味しさを求めるのであれば我慢も必要…ということですね。

③純アリバ

画像3

カカオレットドロップス73%と同じはずなのに違う!
ドロップスよりも甘みが強く、口溶けなめらかです。
薄いので、より早く溶け、香りの開きもはやいのです。

また、カードに合うよう、テンパリングもし直しているそう。
こういうところにもこだわりを感じますね!

<カードチョコレート ナッツ3種>

ナッツは噛む瞬間にその香りがぶわっと広がり、噛む程にどんどんカカオバターと交わって味わい豊かになります。
その変化がまた楽しい!

3種類ともゴロっとひとつぶそのまま乗っているのも面白いですよね。
こういうのってキャラメリゼとかしているものが多いですが、本当にそのままシンプルなナッツ。

なので、ナッツ本来の美味しさとチョコのマッチングが楽しめました。

ナッツは非常に上質なものを使用しているそうで。
しかし単純にランクで言えば、探せばもう一段上のものもあるものの、アリバカカオとの相性が良いものを合わせている、という話がありました。
その精神に凄く共感。

単純に「良いもの使ってるんだから美味しいに決まってるだろ!」というより、総合点でより美味しいものを求めていく方が素敵だと思っているので。

改めて、ママノチョコレートは素敵なお店だな、と好きになりました。

④アーモンド

画像4

シチリア産のアーモンドを使用。
焙煎具合は長めで、アリバカカオの強さと合うようなバランスになっています。

ビターなアリバカカオと合わさることで、アーモンドのふんわりとした優しい甘さがより際立っていたように思います。

白い花を思わせるような、はたまた杏仁のような、そんな甘さ…かな。
なんとなく、白くて優しいイメージ。
そんな甘さが余韻にもふわっと広がっていて幸せな気持ちになりました。

⑤ヘーゼルナッツ

画像6

アーモンド同様、シチリア産のヘーゼルナッツです。

ナッツ3種、全部食感は楽しいんですが、個人的にはヘーゼルナッツが一番楽しかったです。

最初にカリッと大きく割れるところでぶわっとヘーゼルナッツの甘い香りが広がります。
そしてカリカリと割れる粒がだんだんと小さくなっていき、じわぁっと甘みがチョコと溶け合っていくのがしっかりと感じられます。

食感と味わいの変化が楽しい!

アーモンドに比べると、もう少し黄色…優しいクリーム色みたいなイメージかな。花の蜜、みたいな。

これも優しい甘さに癒される1枚です。

⑥ピスタチオ

画像7

イラン産のピスタチオを使用。
ナッツの中だとピスタチオが一番人気だそう。
ピスタチオはブームでもありますしね。

塩を使っているわけではないのに、塩味を感じるのが不思議!
他のナッツよりも小さく複数個乗っていて、焙煎の時の表面積や食べる時に舌につく面積が異なります。
そういうことも味わいに影響してくるのだとか。奥が深い!

ピスタチオは甘みよりも香ばしい苦味が強く感じられます。
若々しい、緑色なイメージ。
フローラルなアリバカカオと合わさる事で、噛む程に若い緑から深みがにじみ出てくるような。

一気に、というよりもじっくりピスタチオの味わいが広がっていって、余韻が長く続きます。

食べ比べだと、余韻が最後まで味わえいのがちょっと勿体ないですね💦

これは今度また買ってみて、よくよく味わってみたい。
表現が難しいのだけど、まだ見つけきれていない美味しさが隠れている気がします。

<カードチョコレート 定番>

特に塩と黒糖ですが、片面にまぶしてあるので、そこが舌に付くように食べるのがポイントです。

⑦塩

画像8

鹿児島県与論島の釜焚き海塩を使用。

こちら、カードチョコレートの中で皆さんの反応が一番良かったように思います。
食べた瞬間、「うまっ!」というちょっと意外そうな表情が見えたのが印象的です。

ジャリジャリとした塩でなくて、スーッとチョコレートと一緒に溶けていく感じの塩。

しょっぱい、という印象はあまり感じられず、塩のおかげでチョコの甘さがくっきりと目立つようになっていました。

塩って強すぎると、なんだか急き立てられている感じがして疲れる…みたいなことあるんですが、これは癒される、リフレッシュできる感じの1枚です。

⑧黒糖

画像9

チョコレートを構成するのに大事な要素は、
カカオ、カカオバター、砂糖。

そこに副素材としてナッツだったり塩やそばの実だったりを加えるわけですが、こちらは要素の1つである砂糖の種類で工夫しよう、というものだそう。
その考え方は面白いですね。

黒糖ってザラザラした舌触りなイメージなんですが、これはサラサラとしていて不思議です。
練り込まれていないのに、舌の上で溶かすとチョコと一体化してくるのが楽しい!

黒糖の粒が均一な大きさでなく、ちょっと大きい粒のところに舌が当たると黒糖の風味がふわっと強まるのも魅力的でした。

黒糖とチョコの組合せなんて甘ったるくない?という人もいるかもしれませんが、甘ったるくないんです。
黒糖の種類によるものでしょうか。
甘さよりも深いコクに感動する1枚です。

⑨韃靼そば

画像10

ザクザクとしたクリスピーな食感が楽しい韃靼そば。

そばの香りって基本的に優しすぎるものが多いので、アリバカカオに合うモノを探したところ、韃靼そばに辿り着いたそう。

ちなみに、「韃靼そばって、そもそも何だっけ?」という無知の知を覚えたので、調べました。

中国では「甘そば」と「苦そば」というものがあり、
日本人が通常「そば」と呼んでいるものは「甘そば」
「韃靼そば」が「苦そば」のこと。

「韃靼そば」という呼び名は「タタール人のそば」から。

やたらと詳しいサイトがあったのでこちらを参考に。

カリッと噛んだ瞬間にそばの香りが弾けます。
同時に、その粒の隙間からアリバカカオが飛び出してくる感じ。
両者とも強く個性を主張してくるのに喧嘩はせず、良きパートナーになっています。
噛んでいる時の音も楽しみながら味わいたい一枚です。

そばの香りが豊かなだけあって、日本酒とよく合いそうです。
癖になっちゃうやつだなあ…。

⑩エチオピア珈琲

画像11

田代珈琲というコーヒーに滅茶苦茶こだわりのあるお店が、ママノチョコレートに合う豆を選定・焙煎しているものです。

田代珈琲さんはこちら。

チョコでコーティングしたコーヒー豆とか好きなんですが、後に残るとげとげした感じが気になることが多いんですよね。

こちらはそういうのがなく、カリッとした食感でありながらも歯に負担をかけない程度の軟らかさで食べやすいです。

中深くらいのローストだそうで、蜂蜜を思わせるような甘みとすっきりとした酸味が心地よかったです。
アリバカカオの甘さも加わり、苦くて食べづらい印象もあるコーヒー豆が非常にマイルドに美味しく楽しめます。

ブラックコーヒーと合わせると、もしかしたら味がぼやけたり、味の傾向によってはせっかくのコーヒー豆と喧嘩してしまう危険がある気が。

なんとなく、ホットミルクと合わせるとコーヒー豆の風味がくっきり目立つのではと思います。

ラム酒とかそういうお酒を合わせても大人な味わいになるかも。

bosyuさんが「珈琲は苦手だけど、これは美味しい!」とおっしゃっていたのも印象的です。

チョコとの組み合わせなのか、真に美味しすぎるコーヒー豆なのか、理由は分からないですが、苦手な人でも美味しく食べられるものって、凄いですよね。
大げさですが、人の心を動かす一つの軌跡です。

⑪神様の大粒生チョコレート

画像13

写真は、以前お店で購入したものです。
開始から50分くらい経って、柔らかくなり過ぎて写真に撮れなかったんですよね。

ただ、それくらい常温に置いていた方が美味しいです。
自分で買った時は、我慢がきかずにまだ少し固めのうちに食べてしまっていました。

この生チョコ本来の美味しさを味わい尽くせていなかったのだと思うと勿体なくて非常に悔やまれます……。

柔らかだと何が良かったのか。
口溶けのよさと香りの広がりが全く違います。

常温ですっかり柔らかくなった生チョコは、口に含んだ瞬間、体温でスーッと溶けます。
チョコに使う表現ではないかもしれないですが、その瑞々しさたるや!

そして口に含む前から、溶けているその瞬間にも芳醇に香るブランデーの香りが堪りません!
使用しているのは、「アルマコニャック」。

実際にはチョコに練り込まれているので液体としては出てこないはずなんですが、溶けていくチョコとともに喉の奥にブランデーが落ちていくような感覚!

チョコが口の中から消えてもまだ食べているかのような、濃厚な余韻がしばらく続き、幸せです。

もうとにかく香りが豊かなので、食べる前に味わい、食べながらも味わい、余韻も味わい尽くせる素晴らしい生チョコレートでした。


ところでこの生チョコ、生チョコにしてはかなーり大きいです。
生チョコといえば、ロイズ・cacao・シルスマリア・・・このあたりが思い出されますが、それ程大きくない箱に、4~5粒が縦にも横にも敷き詰められているイメージです。
つまり、わりと小さめが普通。

ママノの生チョコはなんでこんなに大きいんですか?という質問が出ました。

最初にその大きさで始めて、お客さんの評判が良かったからそのまま継続している、とのことですが、大きいことで副次的効果があったそうで。

今年からママノの生チョコからカカオパウダーが消えました。
これは、アリバカカオの味わいとなめらかさをより感じられるようにという意図あってのこと。

ただ、小さいとカカオパウダーを無くすのが凄く難しいんですね。
生チョコは型崩れがしやすく、それをカカオパウダーをまぶすことである程度隠せるのだとか。

そういえば生チョコって大体パウダーまぶしてありますよね。
そんな作戦だったとは!

⑫神様の大粒生チョコレート
ーラム酒とぶどうの記憶ー

画像14

昨年販売した「ラムシャインマスカット20年熟成」「ラムピオーネ20年熟成」。これらは、20年もののディクタドールというラム酒に1カ月もの間ぶどうを漬け込み、ママノのチョコレートでコーティングしたラムレーズンチョコ。
その副産物、つまり葡萄を一ヶ月間漬け込んでいたラム酒を使用した生チョコレートがこちらです。

この生チョコレート、その複雑さが凄い!凄いんです!!

ラム酒とアリバカカオの香りがぶわっと力強く迫ってきて、それだけでももう感動なんですが。
せっかく食べるのなら、ぜひもう少し意識をピンと研ぎ澄ませて感じて欲しい。シャインマスカットとピオーネの果実感!

「美味しいなー」と何も考えずモグモグ食べていると逃しそうになりますが、確かに感じる葡萄の香り。

壺にも人の横顔にも見えるルビンの壺のように、一度気が付いてしまえばもうこっちのもの。ちゃんと感じ取れるようになるはずです。

ラム酒は結構ガツンときいているのに、角がとれて、アルコール感というよりもラム酒の重厚さが残っている感じ。
そこに華やかなアリバカカオの酸味がそっと寄り添い、干しぶどうの甘さが漂う。
もう本当に複雑な味わい!
ですが、真剣に味わうだけの価値がある生チョコレートだと思います。


最後、感想まとめ等々…

ふぅー……。
12種の食べ比べ、凄く楽しかったです。

これ、アリバカカオ1品種なんですよ?
それでこんなに色々な姿に変えられるなんて、す…凄すぎる。
チョコレートの世界ってやっぱり奥が深いですね。

この食べ比べセット、オンラインで販売しています。
このお家巣籠り中でもちょっとした非日常を味わうことができますよ。


最後に人気投票をやりました。
Zoomってこんな機能もあるんですね。楽しい!

画像15

私は
1位.生チョコ ラム
2位.生チョコ (プレーン)
3位.ヘーゼルナッツ  に投票。

総合1位2位4位…我ながら良いところついていますね。


イベントは、もっと講義的な感じで進むものかと思って緊張していたのですが、都度質問が出たりして、もっとゆるーくお茶会みたいな雰囲気でした。

「江沢さんの好きなコンビニチョコは?」みたいな質問も!
"オレンジと紫のお酒入ったやつ”って、多分これの事かな。

画像12

お酒がわりと強めにきいていて、スイーツ食べたいお酒飲みたい欲の扉を開いてしまう、ちょっと危険な美味しいチョコです。危険です💦


オンラインで良かったことの一つとして、他の参加者の反応がよく見えるのが楽しかったです。
普通、「美味しい!」とか「へぇー意外!!」とか隣や後ろから声は聞こえてきても、表情って覗き込まないじゃないですか。
それが、見える。
気持ちを共有している感じがして、楽しいです。


とても、とても楽しい一時を過ごすことが出来ました。
bosyuさん、江沢さん、参加者の皆さん、ありがとうございました!

bosyuさん、またこのような楽しい企画を期待しておりますのでよろしくお願いします!!

この記事が参加している募集

イベントレポ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?