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最近のこと(臨月に入りました)

早いもので、産休に入ってから1ヶ月が経とうとしている。
そして出産予定日までいよいよ3週間を切り、「正期産」といういつ陣痛が来てもおかしくない時期に突入しました。

お腹の中の赤ちゃんは、平均より少し体重が低いものの毎日成長してくれている。
体が大きくなった分、子宮内で動けるスペースも狭くなっている時期なのだけどそれでも力強く動いてくれる。たまにお腹の皮膚を内側から破られてしまうのではないかと思うくらい痛い時もある。それがなんだか頼もしく感じて嬉しいなと思う。

とはいえ、出産するその日まで不安と隣り合わせなので、一日に何度か胎動カウントをして心の平静を保つ日々です。
(胎動カウント:胎動を10回観測するまでに要する時間を計測して赤ちゃんの健康状態をチェックするもの)

少し前から、健診でエコー写真を撮っても赤ちゃんを部分的にしか見られないほどになった。妊娠初期の頃は赤ちゃんの全体像を写真に収めることが出来るのだけど、赤ちゃんが大きくなっていくにつれて写真に収められるのは部分ごとになり、顔だけの写真や足だけの写真が増えていく。嬉しいような寂しいような。
3Dエコーだと顔のパーツも意外と明瞭に分かるようになり、鼻の形は私に似ているような…と思ったりしている。私と夫の遺伝子が半々で受け継がれるわけですが、どんな顔で生まれてくるのか全く想像できない。生まれてからのお楽しみですね。

昨日の健診で先生から「陣痛が来なかったら次はこの日に健診に来てくださいね」と言われ、もうそういう時期なのかと改めて思った。
お産がはじまる合図は3パターンある。破水・おしるし・陣痛。それぞれの仕組みはそれなりに理解したし、それぞれの対処法も頭には入れているのだけどいつ来るのか分からないというのはなかなかにしんどいものである。

「初産だから予定日を超過するんじゃない?」と周りから言われるのだけど、実際のところは神のみぞ知る世界だ。だからこそ、私の性格上とても気を張ってしまい最近はちょっと疲れてきたように思う。早産の心配から逃れられたと思ったら、次はいよいよ出産に対する不安との戦いがはじまった。満月や新月の日は出産率が上がるという説がありなんだかしっくりくるので、その日は特に注意しておこうかなと思います。

たまに人から「産休のあいだ、何して過ごしているの?」と聞かれる。
恥ずかしいことに「何しているんだろうね?」と質問で返してしまうほど、私は何も成し遂げられていません。

産休前は「部屋中をピカピカにして赤ちゃんが来る準備をするぞ!」「毎日2時間は本を読むぞ!」「書き溜めていた小説や文章を完成させるぞ!」と意気込んでいたのですが、妊娠9か月の体で出来ることはだいぶ限られていました。(産休、もっと早く入りたかったなあ。)

今は臨月に入ったので車を運転しないようにしている。車社会の長野県で生活している身としてはなかなか不便だ。車が無いと外食だとか本屋に行くだとか気軽なおでかけさえ出来ない。夫が休みの日に、わがままを言って連れて行ってもらわなくてはならず申し訳ない気持ちになる。

そして、産休中の私は毎日たくさん眠っている。(おかげで肌つやが少し良くなった気がする。)惰眠を貪っているわけではない、と思いたい。

午前中に食糧の買い出しだとかこまやかな家事だとか何かしら用事を済ませると、午後は疲れていったん昼寝をしてしまう。しかも3時間くらい平気で過ぎているなんてこともしばしば。
これまで「眠る」という行為が苦手だった人間がこうなってしまうなんて、妊娠という現象が不思議でならない。

最近は己の生産性の無さに落ち込むのも嫌になってきたので、自分の中でハードルを下げ、なるべく予定も詰め込まないようにしています。
本当はもっと積読本を読破したかったけれど文章が頭に入ってこない日が多いので、これも気長に消化していこうかなと思う。

このほか、はじめての保活や赤ちゃんグッズの最終チェックなどしながら日々を生きております。
今日散歩していたら金木犀の香りがしてとても癒されました。
noteを書くのが生きがいのひとつになっているので、こちらも楽しんで続けていけたらと思います。

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