見出し画像

衣装で楽しむThursday's child

タイタニックを彷彿させる衣装


ふと木曜日の子供のステージを見ていて思った。
私の周りのフォロワーさんも言っていたけれど、タイタニックに出てくるジャックをオマージュした衣装が多いなと
思い、noteにまとめてみた。
木曜日~のブイラの時にもヒュニンがタイタニックっぽい絵を書いていましたね。

バンドカラーシャツ

立襟が無く首周りがスッキリとして見える。
襟(collar)が帯(band)状になっているシャツ。
ジャケットを着る際、ワイシャツよりもバンドカラーシャツを
着ることでカジュアルな印象を与える。

タキシード

宴席など夜間に着用する男性の礼服。
今は結婚式や披露宴などでも見ることが多いが正式には夜の準礼装として着用される。

 チンストワークシャツ

ワークシャツはもともと、米国で労働者の為に作られたシャツであり
チンストとはチンストラップの略。
通称「チンスト」と言われ、チンとは「顎」を意味する。
シャツのトップにあるボタンのことで、防寒や風が吹いた際の
襟のバタつき防止に付けられている。


ショールカラーコート

ショールカラーコートとは襟の形、ショーツを巻いているように
襟が曲線状なっていることから名付けられている。

タイタニックとThursday's child

タイタニックは身分違いの恋を描いた映画であり
主人公のジャックは下流階級の貧しい若者、一方でヒロインのローズは婚約者も決められている上流階級の娘であり、そんな身分違いの2人が恋に落ちる様子を書いている話だが、この映画にはあちこちに身分格差の描写が散りばめられており
ローズの居る部屋は豪華なホテルのような作りの一等級の
部屋な一方、ジャックの部屋は狭い客室であった。
船がぶつかり沈みかけている時も逃がす客は一等級から先にというような格差についての描写が目立って描かれていた。
そして今回のminisode2:Thursday's childの「Trust Fund Baby」という曲も格差社会について歌われている。
格差の中で最も低い位置にいる自分(=何も無い0の僕)が
上流階級のフリをして盗んだお金で得た愛は偽物の愛で残ったのは心が空っぽになった惨めな自分だけだった。
タイタニックの衣装をオマージュしたのはどちらも格差について書かれていた為ではないかと考える。

けれどタイタニックをTXTの楽曲に当てはめると、主人公の僕に当てはまるのはどちらかというとローズではないだろうか。
何も無い0の僕=制約に縛られ、婚約者も自分では決められない自由も自分の感情さえも表に出せないローズ。
君=自由であり、ローズに生きる希望を与えてくれたジャック。
制約に縛られたローズは耐えられず海に身を投げようとして助けられるシーンがありますが、その時ローズは「世の中が嫌になった。」と言っていてTXTでの僕と重なるのでは無いかと思った。身分だとジャックだが、心情だとローズが近く思える。
ジャックに出会うことで「自由」を知り、絶望から生きる希望を取り戻させてくれた。
TXTの楽曲も「死んでも良かった」と思う程に絶望し、どん底に居た僕に突然君が現れて生きる希望を与えてくれた。

きっと「絶望」と「希望」と「格差」
この3つを伝えたくてタイタニックをオマージュさせたのかもしれない。