見出し画像

妊活は長い長いベイビームーン

そわそわ期が辛く、泣いてばかりいる中、YouTubeでBabymoonという動画をたまたま見た。働く妊婦の女性が帰りの電車の中で、ラグジュアリーなホテルを予約して、後日一人で旅に行って優雅にくつろぐという、ホテル予約サイトのCMだった。

Babymoonという言葉をご存知だろうか。
Honeymoonのように、妊娠中に夫婦で、あるいは一人で行くマタ旅のことも指すが、母が妊娠中と産後に赤ちゃんと過ごす時間という意味もある。

英語の妊娠に関する用語はとても可愛いものが多く、このBabymoonも私が大好きな言葉の一つである。

ベイビームーンの意味を調べてみた。
とあるサイトには「母が赤ちゃんに向き合い、新しい人生の輝きを満喫するかけがえのないとき。」とあった。
妊活はとても長くて苦しいが、妊活もきっとベイビームーンだと思えば、長くても乗り越えられるかもしれない。

人生は長いが、赤ちゃんのことだけを願い、考え、行動する時間は妊活の期間しかないだろう。それが数年かかっても一生続くことはない。
赤ちゃんに会いたいという純粋な思いは、とても尊い。
その期間は自分だけのために生きているのではなく、赤ちゃんのために生きている。

赤ちゃんと楽しく暮らす未来を想像する。
赤ちゃんが来てくれることを祈り、自分が生まれてきた意味を感じながら、毎日を過ごす。

生まれてくる赤ちゃんは、全部知っている。
お母さんが自分のために努力してくれたこと。
辛い不妊治療を頑張ってくれたこと。
何度となく自分のために泣いてくれたこと。
どんなことがあっても自分を守ろうと決意してくれたこと。
生まれて来る自分の幸せを誰よりも願ってくれたこと。

妊活を始めた時から、赤ちゃんの魂と母の魂はきっと繋がっている。
だから私はベイビームーンの期間をしっかりと受け止めて、赤ちゃんにいつか話せるように苦しい時も嬉しい時も記録を全部残して、この毎日を大事に大事に過ごしていきたいと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?