見出し画像

企画なんて誰でも作れる!(前編)

■企画作りにお困りの諸兄に

うちの若手社員もそうだが、
企画を出さなくてはならないシチュエーションになると悩んでしまう人が多い。
「何で?」と聞くと、
「考えても、なかなか出てこない」
ついでに
「ちょいなさん(私)は、どんどんアイデアが出て、いいですね。」
なんてことを言われたりする。

ちょっと待った、なのである。

「企画」というのはそんな大変なものじゃない。

そりゃ、何億円の一大プロジェクトの「企画」なら
大変だと思うけど、
日常求められる「企画」はそんな大仰なものじゃないでしょ。

この日常レベルの企画は、
もっと軽く考えれば、どんどん出せるものなのである。

というワケで、
今回は私なりの「企画」の立て方を、書いてみたいと思います。
お役に立つと幸いです。

■大前提~「企画」と言う言葉をもっと軽く考えよう~

先に書いたように「企画」にもピンからキリまである。
キリに近いものは軽く考え、どんどん出すべきもの。
所詮、
「企画」なんて成立しなければ、ただの「無駄話」。
「企画書」なんて成立しなければ、ただの「紙くず」。
質なんてこと考えずにどんどん出す訓練をした方がよい。

ということで、まずは考える前提をいくつか。

①企画はアイデアだ。そしてアイデアとは思いつきだ。

企画の発露は「思いつき」。思いつきなら誰だって浮かぶはずです。

②企画はマッチングだ。「0」から発明するものじゃない。

いい企画と評価されるものも、
所詮は、
過去に誰かが「思いついたもの」「やったこと」の組み合わせ。

史上空前のアイデアなんて、
そうそう見かけるものじゃありません。
それを出せる人を「天才」と言いますが、
私たちは「天才」を目指すわけじゃない。

「クライアントが満足して金を出してくれるアイデア」
をゴールにしているのだから、
マッチングで形になれば、それでよいのだ。

③企画は数だ。限られた時間にたくさん出すことが重要だ。

「企画」とは
スタッフであったり、クライアントが評価して形になるもの。
自分ひとりで完結するものではない。
自分がいいと思ったものでも、
クライアント事情に合わなければ意味がないのだ。
また、
タイミングも非常に重要。
凄いものを完成させても、
相手の検討時期に間に合わなければゴミと同じ。
早く、たくさん出して、
相手に合うものを絞り込んでいく作業が必要なのだ。。
だから、
限られた時間内に、数をたくさん出すことが重要だ。

④企画作りは、「コツ」だ。

企画は、いつも何もない無人の荒野から、スタートするのではない。
元々頭の中や周辺状況に何かあって、それをマッチングさせていく作業。
ということは、当然
作る「コツ」や「パターン」というものがあってしかるべきなのだ。
マーケでもクリエイティブでも、
フリーで食っている人にはたいがい、この「パターン」「コツ」を持っている。
だから、時間内にとりあえず、質はともかく量産して、提出できる。
企画をたくさん作りたければ、方法論を考え、自分なりの「方法」を見つけるべきだ。

さてさて
以上4つのポイントを前提に、
恥ずかしながら私が日頃、どうやって企画作りをしているのか、具体的な「方法」を書いてみたいと思います。

(後編に続く)

この記事が参加している募集

マーケティングの仕事

仕事について話そう

仕事のコツ

with 日本経済新聞

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?