宙毒
作った詩
我儘でも 臆病でも 怠惰でも良い 沢山寝ても 沢山食べても 沢山泣いても良い 足元を見ても …
君のかかとがリズムを刻む イヤホンコードが揺れている 教室の隅で机を鳴らす 誰も気づかぬ音…
些細なことだった 君と喧嘩した 罵り合って 殴り合って 血まみれになりながら 互いに傷つけ合…
小さい頃に掲げた大きい夢 五年経っても十年経っても 意地を張って追い続けた あの時には 途…
「火がついている所から 糸をほどいてるみたいだね」 まだ小さかった娘が 純粋な眼差しで 毒ガ…
酒のグラスが空になり 気付けば小さな灰の山 身体に悪いと言われても やめたら心に悪いから …
少しだけ、 本当に少しだけ 期待してしまった私がいた 久しぶりに会ったのに すごく楽しそう…
旧友と飲みに行った帰り道 ぼやけた思考を覚ます爆発音 来た道をゆっくりと振り返れば 遠くの…
君と会わなかった間に 私、頑張ってたんだよ 自分らしく笑えるように 自信も持てるようになっ…
暑い夏の日に精一杯 誰よりも高く背伸びして 色鮮やかに自己主張した それは自分の子孫のため…
暗い夢から覚めたので 部屋のカーテン開けました 夜中に雨が降ったのか 今も曇った空でした 出…
知り合いの紹介で 僕より少し年上の君に出会った。 年齢は見た目からは想像できなくて 君が来…
去年よりも暑い日が ずっと続いていた。 鮮やかな空の色が 眼球の裏側を突き刺した。 ただ、…
三度目の目覚ましで慌てて飛び起きる。 あまりにも散らかりすぎた部屋 朝には役に立たない常夜…