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【北欧旅行記】ストックホルム 海に浮かぶ美しい島と旧市街を歩く

こんにちは、

ドイツ・ミュンヘンに留学中の大学生、桜です。


前回のオスロ編に引き続いて北欧旅行記第4弾は、スウェーデンは首都ストックホルムにやってきました。

前回までの旅行記はこちらから↓


それでは、海辺の街・ストックホルム編のスタートです。





夜のストックホルムへ


現在地はオスロ。

特急ストックホルム行きへ乗って、南へ向かいます。

車内販売でサラダを購入


いよいよストックホルムに到着。
スウェーデンに再入国です。


駅舎も駅周辺の町も、クリスマスの雰囲気をまといイルミネーションが輝いていました。

中央駅

中央駅を出てホテルに着くまで、さらっと街を歩いてみます。

この日の1か月ほど前に、ベルギーのブリュッセルで行われたサッカーの試合でスウェーデン人が銃殺されたこともあり、
テロや犯罪には特に細心の注意を払わないと。。。

ショッピング街も、コンサートホールも、キラキラしていて素敵。
11月の変な時期のため人も少なく歩きやすいです。

コンサートホール


明日は1日中ストックホルムの町を歩くので、今日は早めにホテルへ。



旧市街ガムラスタンへ



寒空、そして少し曇り空のストックホルムを朝から歩きます。

町へ向かうと、お茶目なライオンがお出迎え


今日向かうのは、ストックホルムの町の真ん中に浮かぶ島、スターズホルメン島を占める旧市街・ガムラスタン。


stockholmgamlastan.seより

中央駅から徒歩で南に少し進んだところにあるこのガムラスタン

”古い街”という意味のこの町の起源は13世紀にさかのぼり、
当時の小路や建築などが今も残されています。


曇り空と市庁舎を横目に、橋を渡って島へ向かいます。

晴れを期待して、市庁舎へは今日の終わりに向かうことに
車も島を通過していきます


島へ上陸するや否や、街の雰囲気がガラリと変わります。


13世紀から残る道路と建物の醸し出す雰囲気は圧巻。
奥のほうには、パステルピンクが特徴的なストックホルム大聖堂が見えます。

石畳の道が素敵


通りかかったのは「貴族の館」。

1865年まで貴族議会の会議が行われていたこの場所では、今でも当時から残っている貴族や騎士団の末裔が3年に一度集まって会議をするのだとか。

昼間の一時間ほどしか見学できない為、今回は叶わず


島の真ん中のほうへ歩を進めると、ストックホルム大聖堂が目前に。

心なしか空も晴れてきた・・・?


このストックホルム大聖堂、建設が始まった13世紀から18世紀まで多くの修復や拡張が行われ、ゴシック様式からバロック様式までさまざまな建築様式が見られます。

王宮のすぐ横に位置するここでは多くの王室の戴冠式や結婚式が行われ、

ノルウェーとスウェーデンが同君連合だった時代にさかのぼる、ノルウェーの守護聖人である聖マグヌスの遺骸がここに安置されているそう。
ノルウェーに返却されないんだ、と思いつつ…

やっぱり気のせいかも…



すぐ向かいには、似たような色合いの建物。

ここは現役のスウェーデン王宮。

毎日正午過ぎには衛兵交代式を見ることができます。

衛兵の数が多くしっかりした警備でした


それにしてもこのガムラスタンという町、
歩いていて本当に楽しい。


クリスマスの装飾を除いても、
色や形が様々な吊り看板や少し色あせてはいるもののカラフルな街並みが、異国情緒、風情を存分に感じさせてくれます。


ノーベル賞博物館


スウェーデンと言えば、偉大な発明家が創設したあの有名な賞。

そしてやってきたのはガムラスタンの中心部にあるノーベル賞博物館。


ダイナマイトの発明者としても知られるノーベルは、自身の膨大な遺産を使い、
一年に一度物理学、化学、医学・生理学、文学、そして平和の各分野で優れた成績を上げた人々に贈る賞としてノーベル賞を創設しました。


博物館内にはノーベルのデスマスクが。


ちなみにこのノーベル賞にまつわる有名な話。

ノーベル賞には数学賞がありませんが、これはノーベルが数学に明るくなかったから、とかなんとか言われていますが…

諸説ありますがノーベル、一度恋人を数学者にとられているそう。だから数学賞を作らなかったのだとか。

もし本当なら後世の数学者にいい迷惑ですよね(笑)


さらに博物館内には、平和賞を受賞した際にオバマ元大統領が着ていたシャツが。


そして、我らが誇るノーベル賞受賞者、山中伸弥さんの姿が。

ここに載るなんてかっこよすぎる
ほかにもたくさんの展示が


さらになぜか、宮崎駿作品「風の谷のナウシカ」に関する展示が隅っこに。


なぜだろうと調べてみると、どうやら2020年に「スタジオジブリエキスポ:風の谷のナウシカ」がここで開催されたそうで。

ジブリが好きな私は物凄く興奮しました。


お土産屋さんには、ネイティブが書いたとしか思えない丁寧な日本語が。



世界で一番細い小道!?


続いて向かうはとある”小道”。

聞くところによるとこのガムラスタンには、「世界で一番細い小道」という観光名所があるそうで…


一応、一番細い道としてギネスに載っている道はドイツにあるはずですが


Google Mapを頼りにやってきたのはこんな所。


覗き込んでみると、確かに細い!!!

しかも傾斜が大きく、上ってくる人とすれ違う時はひやひやしました。


ちなみに現地の小学生は猛ダッシュですれ違っていて”プロ”でした(笑)


ヨルシカの聖地へ


ガムラスタンにはもう一つ、行きたかった場所が。

何もないただの通りなのですが、知る人ぞ知るストックホルムの観光地。


それがこちら。

何の場所でしょう?


実はここ、「ただ君に晴れ」「負け犬にアンコールはいらない」「藍二乗」などを収録したヨルシカの代表アルバム『藍二乗』のジャケ写の場所なんです。


ジャケ写


高校時代、藍二乗を聴きまくっていた私は大興奮。

ヨルシカが好きな方、ストックホルムを訪れた際はぜひ!


近くのなんともない路地裏ですら素敵すぎる雰囲気


お腹がすいたのでお昼ご飯を探していたら、観光客で賑わうラーメン屋さんが。

懐かしい醤油ラーメンの匂いに誘われ迷わず入店。

メニューはシンプル
目の前で作ってくれます


炙ったチャーシューといい具合に半熟の煮卵がめちゃくちゃ美味しかった、、、!

ただ麵が柔らかく、バリカタが恋しくなりました(笑)



ちりばめられた『魔女の宅急便』



お腹が満たされ、再び街歩きをしようと外に出ると、綺麗な青空が。


どこを歩いても気分が上がる町


このガムラスタン、実はジブリ作品「魔女の宅急便」のモデル地として知られています。



この町では作中に出てくる色んなシーンが随所に見られます。


キキが箒で通り抜けたトンネル


作中に出てくる建物

看板の通りの名前と特徴的な金具


キキが歩いて通るトンネル

扉と赤い建物

時間が経って少し変わっていますが、奥の扉の所がここだそう


ラストシーンでキキが通り抜ける道路


他にもたくさん魔女宅を感じられる景色がありました。
一度映画を見てから訪れるのもいいかもしれません。


空はすっかり晴れ渡りました。


道端に放置された謎のピザ、、、

朝と同じ画角から


天気がいいと、パステルピンクがさらに華やかに。


スウェーデン国旗とともに


いよいよ島を出て市庁舎方面へ戻ります。



海辺の美しい夕焼け



橋を渡りながら西の空を見ると、太陽が沈むところ。


振り返ると、橋を渡る電車と水面の反射が晴れ渡った空に映えます。



ストックホルム市庁舎


目論見通り綺麗な晴れ空になったところで市庁舎へ。

柱の間から西日が漏れて綺麗。
沈む前に海辺へ急ぎます。



西日に照らされて赤く輝く市庁舎。

今朝の見栄えとは大違い


その堂々たる姿に圧倒されて振り返ると、
息をのむほど美しいストックホルムの街並みが。

友人が撮ってくれました


ちなみに付け加えておくと、この市庁舎も魔女宅に登場します。


飛行船事件の現場


ストックホルム街歩きはこのあたりまで。


クルーズ船へ


なんとなんと、今夜は一晩かけて船で移動します。


フェリー港に到着
夕暮れが綺麗

今夜の船が見えてきました。

思ったより大きくてワクワク


さて、船での移動は次回のnoteで。

今回のストックホルム編はここまでです。
次回、船に乗ってさらに北へと向かい、北欧の醍醐味「サウナ体験」です♪

それではまた!

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