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はじめまして、コーヒーとデザインの会社CIALです

CIAL(シアル)は、2018年9月に設立された「“素敵だ” という感情の揺れをつくるコーヒーとデザインの会社」です。

この度CIALとしてnoteをはじめる背景や思いをお話できればと思っています。

1. 取り組んでいること

CIALでは2つの事業を行っています。

一つは、自社コーヒーブランド「MATERIA(マテリア)」の企画・製造・販売。もう一つは、アイデンティティデザインを軸に企業やブランドの支援を行う「design lab(デザインラボ)」です。

人の生活のいちばん根っこにあるもの。それは「素敵だと感じる、あたたかい感情の揺れ動き」なんじゃないかと、私たちは考えます。だれかの “素敵だ” という感情によって「世の中が少しでもあたたかい場所になってくれたら」という思いで、私たちは活動しています。

MATERIA

MATERIAは、「ワンシーン、ワンプロダクト」を設計思想とした、シーンに寄り添うコーヒーブランドです。

昨年、第1弾プロダクトである ”しごとの休憩のためだけのコーヒー” MATERIA『drop a line』をリリースしました。

シーンをイメージしたブレンドコーヒーに、記憶力や集中力に効能があるハーブを加え、デスクワーク中でも飲みやすいパッケージにするなど、日常のシーンを念頭においてデザインしています。

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MATERIAが生まれた背景について、少しお話しさせてください。

CIALを設立する前、私たちは高円寺でColored Life Coffeeというコーヒースタンドを営んでいました。そこで目指していたのは、「美味しさが価値として還元される世界」。消費の部分から生産を変えるべく、コーヒーの美味しさや価値をしっかりと伝えた上で、スペシャルティコーヒーのドリンク提供や焙煎した豆の販売を行っていました。

MATERIAは、Colored Life Coffeeの文脈を受け継いでいます。

design lab

design labは、パートナーの企業活動やブランド展開の軸となるアイデンティティのデザインと、それを元にしたWeb・グラフィック・パッケージ・空間などの展開物のデザインを行っています。

事業や活動の根幹をしっかりと捉え、外見やトーンなどの表現の作り込みを通して、一貫した空気感、私たちが「らしさ」と呼んでいるものをつくっています。

design labが生まれたきっかけは、MATERIAでした。MATERIAをつくる過程において、そのプロセス自体が私たちにとってとてもわくわくするものだと気がつき、そのわくわくやデザインについて探求したいという思いから、Lab、Laboratoryと名付けました。

MATERIAを経済活動として行っていく以上、CIALとしてつくることができるものは限られています。しかし、"素敵だ" という感情の揺れを生むデザインを、思いをもっている人や企業がつくるモノゴトに活かしてもらうことはできる。その活動において感じるわくわくを共有し、一緒に「らしさ」をまとったモノゴトをつくっていきたい。

私たちが得意とするコンセプトの言語化やビジュアルの統一、コミュニケーションの設計を通してできたものが、世の中に新しい "素敵だ" という感情を生んでいってくれたら、とても嬉しいです。

2. noteをはじめる理由

いまCIALは、コーポレートアイデンティティ(以下CI)のリニューアルプロジェクトを進めています。CIを新しくすることは、CIALの新しいはじまりをしるす行為です。

CIALという名前には、意味がありません。

会社を設立する際、私たち自身の概念を自分たちの活動を通じてつくっていこうという意志があり、意味を持たない言葉を社名に据えました。設立から1年半の間でCIALという概念は少しずつ輪郭を見せ始めていると感じています。

COVID-19によって社会が大きく揺らいでいる現在、いま一度自分たちとは何であるか、何を行っていくのかを問い直し、その概念をしなやかに強くするためにCIリニューアルを行っています。

私たちのアイデンティティに基づいて、世の中に働きかけていくためにしっかりと発信していきたい。そんな思いから、noteを始めました。

これまでにも「CIAL」の意味をつくるため「spell(スペル)」プロジェクトと称して、日々の思考や活動を言葉として綴り、堆積させていく取り組みは行っていました。

しかし、記事はコーポレートサイトで公開していたものの、どちらかといえば会社の内省的な活動として行っており、会社として積極的に外に向けて発信してきませんでした。

そのためnoteでは、引き続きCIAL内の思考や活動を伝えていく一方で、CIALの周りにある人たちの視点も取り入れ、「CIALとはどんな会社」を知っていただけるように発信を行っていきたいと考えています。

そして、CIALと関わってくださる方たち、興味を持ってくださる人たちとともに一緒にCIALを形作っていければ幸いです。

シーンというテーマ

CIALのnoteのテーマは「シーン」です。

「シーン」という言葉は、もともとMATERIAの設計思想からきており、今はCIALのテーマへと昇華し、アイデンティティの核となりました。

なぜ、「シーン」が核となったのか。CIリニューアルのプロセスにおいて「CIALとして大切にしている概念はなんだろう?」と考えを深めていく中で、シーンについて改めて思いを巡らせる機会がありました。

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私たちは、日々流れる時間の中で、自らの感情の揺れ動きを見留め、自己に立ち返るふとした瞬間としてのシーンを大切にしています。

一つ一つのシーンにおいて思い考えたことが堆積していくことで、モノゴトに対するその人なりの視点が育ち、深まっていきます。

そのようなシーンを、CIALは自社プロダクトやパートナーワークでのデザインを通じて増やしていきたいのだと気づいたのです。

3. noteで伝えたいこと

noteでは、大きくわけて「CIAL内からの発信」と「CIALの周りを通じた発信」の2つを行っていきます。

「CIAL内からの発信」では、CIAL全体の思考や活動を記事として発信するほか、メンバーそれぞれの視点から「シーン」を切り取った内容の記事をMagazineとしてキュレーションしてく予定です。

その一方で、「CIALの周りを通じた発信」では、CIALの周りにいてくださる方々の声を通じて、CIALの輪郭をつくっていきます。デザインのプロジェクトをご一緒させていただいたパートナーの方々やCIALのアウトプットを一緒につくってくださるクリエイターの方々。彼らへのインタビュー記事や対談記事、寄稿記事などを通じて、CIALとしてデザインする「シーン」がどのようなものなのかを言語化したいと考えています。

最後に

CIリニューアルのプロジェクトが進む中で、CIALという概念の解像度、そして強度が上がっていくのを感じています。

5月末の公開に向けて、これまで堆積させてきたCIALの思考をここで少しずつシェアしていきます。CIALについて知っていただく機会になれば嬉しいです。

そして、CIALのしるしていくシーンでご一緒できることを願っています。


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