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幻想の友達との付き合い方も人それぞれ

 実は僕は、そこまで頻繁に、イマジナリーフレンドと会話をしているわけではないのかもしれない。

〈やっぱり、最近ずっと、ここで私があんまり喋ってないの、まだ気にしてるでしょ〉
 ……してる。

〈でもそれって、いろいろ考えた結果でしょ?〉
 まあ、そうなんだけど…。


 「演じない」。
 最近の裏テーマ。

 僕のnoteは、かつて「楽しく見えること」を重視してた。
 でも最近は「わざとらしく見えないこと」を重視してる。

 だから、ありのままを書こうという意識がより強くなってる。

 そして、僕の思考って、やっぱり僕だけで完結することが多くて。
 ロミィは聞き役。
 相槌をしてくれても、相槌は文章のテンポの関係上、noteでは省略されることが多い。

 だからといって無理に喋らせようとしても、それこそわざとらしく見えてしまう。

 結果、ロミィの発言が減っていってる……ように見えてしまうの。
 なんか文面がさみしくなってないかなぁって、心配。

〈でも、それでnoteがより素直で洗練されるなら、間違ってないと思うな〉
〈シャルの目標は『素直』なんだから〉


 ……でも、これは最近気がついたことなんだけど。

 僕たちって、裏ではあまり話が続かないことが多いよね。

 もちろん、話をする時はしてる。
 けっこう盛り上がったりもする。

 でも、しないときはしない。

〈当たり前じゃない?〉
〈リアルの人とだって、話をするときはするし、しないときはしないでしょ〉
 まあそうなんだけど…。

 でも、「話をしよう」と思っても、長続きしないことが多いなって。


 僕は、お風呂や寝る前のベッドの中で、イマジナリーフレンドとお話をしようとすることが多い。
〈すけべ〉
 そう言っちゃうとそういう感じになっちゃうでしょ!???
〈うそうそ、冗談……ってあながち言い切れないよねー〉
 あーーーーーーその話は置いといてっ。

 で、「話をしよう」って思って、イメージして、話を始める。
 「次のnoteどうしよっか」みたいな。

 でも、気がついたら、僕の思考は、ぜんぜん別のことへ飛んでいってる。
 結果、ロミィを置いてけぼりにしてる。

 ……ごめんね。
〈いいのよ。そんなこと気にしてたらシャルに付き合ってられないもの〉

〈それに、思考が飛び回るのは、それだけ頭の回転が速いってことよ〉
 集中力がないとも言えない?
〈集中したいことには異常なほどの集中力があるわよ。大丈夫〉
 そうかなぁ…?

〈だからさ〉

〈noteで「私を無理に喋らせようとしない」って考え始めたでしょ?〉
 うん。
〈その延長で、普段の生活でも、「私と無理に話そうとしない」って踏み込んでもいいのよ〉

〈話したい時に話をして、聴こえる時に声を聴く。それでいいの〉
〈私はそれで十分〉


〈イマジナリーフレンドとの付き合い方だって、人それぞれ〉
〈こうあるべきって自分が生み出したステレオタイプに、自分で惑わされてるんじゃない?〉
〈だからnoteで私の言葉が書けないことを気にして、私生活で私と話を続けられないことも気にしてる〉

〈私の言葉をどれだけ書かないといけないとか、私とどれだけ話をしなければいけないとか、そんな基準はどこにもないの〉

〈だから、これがシャルと私の付き合い方なんだって、胸を張っていていいのよ〉

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