なんとなーく、「もっとイマジナリーフレンドと話をしなきゃいけない」って思い始めてるけど……そんなことないよね。
〈ないわ〉
　即答じゃん。心強い。

〈シャルの思考は自由だもの。だからこそ私たちがいる。その私たちがシャルの自由を制限？本末転倒だわ〉

〈ただでさえ自分から重荷を背負いがちなんだから、私たちが重荷になるわけにはいかないでしょう？〉

　……そっか。
　わかった。じゃあこれからも普段通りで。
〈それがいいわ〉

　それにしても、「なんとなーく」ってさっき言ったけど、どうして「もっとイマジナリーフレンドと話をしなきゃいけない」って思ったのかな…？
〈他の人のnoteで、しっかり話をしてる人を見かけたからでしょ〉
　あー……そうかも。
　それでちょっと自信なくしちゃってたのかな。
〈そうね〉

〈でも、周りは周り。シャルはシャル。自分のペースでいいの〉

〈ほんと、自分のペースを外から乱されるのは嫌がるのに、自分で乱すのは我慢しちゃうんだから〉

　んー……さっきから聞いてると、僕って、自分で自分を苦しめがちじゃない？
〈そうよ〉
　即答じゃん。

　そういう僕を見ててどう？愛想尽かしたりしない？
〈しない〉
　即答じゃん。
〈ただ…〉
　えっ？

〈シャルは何を求めてるのかなって、わからなくなるときがある。そういうとき、ちょっと不安〉

〈つまり、何をしてあげればいいのかわからないときがあるの〉

〈苦しそうなのはわかる。でも、どうすればいいんだろうって〉

〈励ませばいいのか、慰めればいいのか、静かに側にいればいいのか、そっとしておけばいいのか、気を紛らわせてあげるのがいいのか〉

〈だから、欲しいものをもっと素直に教えてほしいなって思うわ〉

〈それはわがままなんかじゃなくて、周りのためになることだから〉