1967年、私は横浜で生まれました。 その後横須賀市で暮らし、1980年に父の姉が静岡県掛川市へ嫁いだのを機に、家族と共に掛川市へ越してきました。 当時の掛川市海岸線沿いは一面タバコ畑が広がり、今のようなビニールハウスは無く、農家は路地栽培が主流のようでした。 1980年にオープンしたレストラン林檎館は、田舎町の外れにあるカジュアルなフレンチレストランでした。 当時のフランス料理店といえば、食後はきまってコニャックと葉巻。 当店の名が『林檎館』ということもあり、フラ
私はCigar Bar RINGOKANのオーナーバーテンダーでありながら、数年前より掛川グランドホテルのチーフバーテンダーも兼務している。 しかし2020年3月キューバから帰国したタイミングで、現在まで出勤できなくなった。 そう、理由はパンデミックだ。 これまでホテルへ出勤していた時間が自由になったので、私はあることを始めた。 農家である友人の畑へ行き、カクテルに使う素材づくりを始めたのだ。 イチゴをメインに夏はメロンとスイカ、サツマイモは先日収穫を終えたばかり。
レストラン林檎館としてオープンしたのが1980年6月。 父がオーナーシェフ、母がマダムとして接客するカジュアルなフレンチレストランでした。 バーテンダー修行を終えた私がスタッフとして入店したのが30年前の1993年。 バーテンダー兼ソムリエとしてランチタイムとディナータイム、そして新しく始めたバータイムの責任者となりました。 カルバドスと葉巻 今から20年ほど前、ディナーを楽しんでいただいたお客様に食後も楽しんでいただきたいとはじめたのが『カルバドス』と『葉巻』。
私にとっての『いい時間』とは、心身を癒す大切なひととき。 好みの葉巻を燻らせながら、良いウイスキーを飲(や)る。 そんな独りの深夜がたまらない。 私が暮らす静岡には、1973年からウイスキーをつくるキリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所がある。 一日の仕事を終えたら、まずグラスに富士山麓を注ぐ。 色合いを味わってから薫りを愉しむ。 すると疲れた心身が心地よく溶けはじめるのがわかる。 ウイスキーをひと口だけ啜り入れ、喉奥を流れる感覚と、鼻を抜ける豊かなアロマに舌鼓
それは【女性にモテたいから】につきます。 35年前、初めて行ったBARでの衝撃は今でも忘れません。 優雅にカクテルをつくるバーテンダーたち。 バーテンダーと楽しそうに会話するお客様たち。 居酒屋とスナックしかしらない田舎者には、どれも新鮮で刺激的でした。 それから間も無くBARの世界へ。 修行させていただいた店は初めて訪れたBARでした。 修行時代は色々と大変でしたが楽しかった。 とにかく楽しかった。 あの時代があったからこそ今の私がある。 女性にモテたのか
前回時計の話しに少し触れたので、いま愛用している時計について。 現在所有している時計はひとつだけで、20数年前に購入したロレックス・サブマリーナ ( Ref.14060)。 今かなり高騰しているようですが、当時40万円ほどで購入しました。 ロレックス・エアキングやオメガ・スピードマスターなども愛用してきましたが、今はサブマリーナのみ手元にあります。 私にとっての時計は人生を豊かに過ごすための道具のひとつで、バーテンダーとしての仕事中は装着しないものの、サーフィンや登山
BARで酒を飲むといえば『怖い』『怪しい』などとイメージする方もいるようですが、 非日常的な空間に身を置き、少し背筋を伸ばし酒を飲むのも良いものです。 『カクテルはわからないから…』 そんな声も聞こえてきますが、カウンターの向こうに立つバーテンダーはプロフェッショナル。 あなたの好みに合わせ素晴らしい一杯を創作してくれます。 極上の一杯に出会えたら頬は緩み豊かな時間に支配されます。 私の店は静岡県掛川市にありますが、私はこの店舗以外でもカクテルをつくります。 それ
