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非言語的コミュニケーションの組み立て方

先日言語的コミュニケーション(ノンバーバルコミュニケーション)の組み立て方について書きましたが、今回は非言語的コミュニケーションについても考えてみようと思います。


ノンバーバルコミュニケーションが9割

人は見た目が9割、という本もあったりしますが、それと同様、コミュニケーション全体で伝わるものを10割とすると、そのうちノンバーバルコミュニケーションが9割をしめるというデータが出ているようです。

となると、いくら「何を話すか」を考えたところで、その文字列を述べただけでは、述べた通りには伝わらない可能性はかなり大きい。

同時にノンバーバルコミュニケーションについても、自然に感覚的にできる人は別として、多くの人はどうやったら意図した通りに伝わるかを組み立てておく必要があるのではないかと思います。

私が思う大事なことは「不快感を与えない」こと

ノンバーバルコミュニケーションをどうしたらよいか考えるとき、声の抑揚をつけるとか、表情をどうするとか、姿勢をどうするとか、視線をどうするとか、そういったことを考えるは考えるのですが、

根っこの持っておいたほうがいいなと思うのは「不快感を与えない」振る舞いかどうかです。

たとえば、
・ふてくされた顔で挨拶する
・声が小さすぎる
・声が大きすぎる
・足音が大きすぎる
・服がよれよれ、髪がボサボサなど身だしなみが整っていない
・臭い
など

不快感を与えやすい条件を予測して、それをやらないでおくだけでも、その人の発言に重みが増し、重要だな、聴いておこうかなと思えてくるのではないかと感じています。

バイタルサインをとる時、どこを見てますか?なんて声かけますか?

私はこだわり過ぎなのかな、と思いつつもバイタルサインをとる時も、利用者さんの表情だったり、目線だったりを観察し、基本は体温からかもしれませんが、血圧を測ってほしそうな腕の出し方をされたときは血圧から測ったり、

それをカルテに入力するタイミングも、すぐに入力してしまいたい気持ちもあったりしますが、測ったあとの利用者さんの反応を見て、数値への関心が高そうならしっかりと数値を伝え、評価を伝えます。

もしそこで、その反応を見ず、自分が入力したいという思いを優先して画面にばかり目線を持っていっていたとしたら、そのノンバーバルコミュニケーションとしては、利用者さんからしたら「ただ測るだけ?」「私のこと本当に見てくれてる?」と感じてしまう可能性が考えられます。

また、高い、低いがあればそれに付随した観察項目についても続けて質問したほうがよりスムーズです。このあたりは言語的コミュニケーションの組み立て方で、あらかじめ組み立てておけば、よりスムーズになるでしょう。

でも前提には観察とノンバーバルコミュニケーションによるアプローチがなければ、言語的コミュニケーションもうまくいくことは少ないです。


少しでも参考になれば幸いです✾

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