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珍しいジョージアのパンを食べる

先日、とあるパン屋でジョージアのパンに出会った。
ジョージア、というと、通常ならアメリカのジョージア州を思い浮かべるかもしれないが、国のジョージア、かつてのグルジア共和国の方である。

とはいえ、地理的にもどこだかわからないし、公用語は何語か、という疑問が沸きそうなので、下に簡単な説明をWikipediaから抽出して載せておく。

ジョージア(グルジア語: საქართველო 、公用語はジョージア語)は、南コーカサスにある共和制国家。首都はトリビシ。東ヨーロッパ、もしくは西アジアに区分される。北はロシア連邦、南東はアゼルバイジャン、南はアルメニアとトルコと接し、西は黒海に面する。
ロシア内戦中の1921年にグルジア民主共和国が赤軍に占領され、以後ソビエト連邦を構成するグルジア共和国とされたが、ソビエト連邦の崩壊に伴い1991年4月に共和国として独立を回復した。
2008年、ロシア連邦が軍事侵攻し、ジョージア北部の南オセチアとアブハジアの「独立」を一方的に承認。日本は、侵攻を受けてロシアと国交断絶したジョージアの要請を受け、2015年4月までの国名呼称グルジアからジョージアへ変更した。

Wikipediaより抜粋

昨今の世界情勢からすると、近づくことが容易ではなさそうなポジションにある国なので、このパンも現地で食べるとなると何年後になることか、一生ないかもしれない、と思い、ものすごく高かったが(カットのケーキが2つ買えるくらいの値段だ。マリー・アントワネットもびっくりだろう。「王妃、ワタクシはケーキの2倍の値段のする希少なパンを持っております、ですからケーキなどには目もくれません」な~んて…😆)ここはひとつ試して、美味しければ自分でも作ってみればいい、と思い大枚をはたいたわけだ。

そのパンの名は、Khachapuri(ハチャプリ)という。
Wikipediaの説明には下のようにあるが、私が「これ、何が入っているのですか?」と尋ねたところ(子供の頃から肉が一切ダメで、挽肉やベーコンが入っていることを危惧しての質問だ)、「3種類のチーズが入ったジョージアのパンだよ」と言われ、チーズだけだと分かったので、即購入を決定した。

ハチャプリ(英語: Khachapuri)は、ジョージアに伝わるジョージア料理のチーズ入りパンである。パンは発酵後にさまざまな形に成形される。フィリングにはチーズや卵などの材料が使われる。チーズにはフレッシュチーズも発酵チーズもともに使われるが、最も一般的なのはスルグニと呼ばれるチーズである。

Wikipediaより

続けて、Wikipediaにはハチャプリの種類が9つ載っているが、私が購入したのは、形はアジャリアのハチャプリというやつだが、中身は完全にオリジナルのようだ。
・アジャリアのハチャプリ
→開いたブーツのような形に成形され、熱いパイの上に生卵とバターを乗せて食べる。

では、購入した写真と実食へ移ろう。

最初からつぶれていた不細工なハチャプリ。
お皿の文字「domani inizio la dieta」明日ダイエットを始める(から今日は勘弁)
みたいな、自分に甘い生活をこの夜もまた送ってしまった私🫣
このお皿、ちょっとレトロな感じで、可愛くて気に入っています。
かなり重いので、半分だけ食べて、残りは翌朝に。

3種類のチーズが入っているだけあってコクがあり、またパンももちっとした食感で香ばしい。ただ、重さが尋常じゃないだけあって、食べてもその重みを十分に感じるので、できれば、今日はマラソンに行くぞ、とか1日中引っ越し作業だよ、とか解体作業の仕事をしてます、という方にはこれとコーラとフライドチキンかポテト、もしくはデザートなんかでもよいかもしれないが、そうでない場合はやっぱり、一食=半量とサラダとスープくらいで止めておいた方が無難だと思う。

最後に、日本語でもレシピを見つけたので、特によさそうなもの(マヨネーズが入っているとか邪道なものは却下…笑)を2つ載せておこう。
私も、これらのレシピをもとに、チーズを3種類(東欧の食品店で買ってこようと思う)揃えて、仕事の繁忙期が終わったら試したいと思う。


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