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自然保護公園"Oasi Bosco Vignolo"を散歩する

4月のある週末、Pavia近郊にある自然保護公園の散歩会に参加した。発案者は下の記事と同一の友達だが、今回は自然保護公園というだけあって、公園の管理者が説明をしてくれ(弾丸のように話す人で、専門用語や学術名を多用するので、イタリア人でもあまりよく理解できない箇所があったようだ)、有料だった。公園の整備に充てられる費用なので払うのは全く問題ないのだが、散歩会の案内にその説明がなかったので、「うわっ、現金がない」という人も複数おり、最初はちょっと躓いた感じだった。

今回は待ち合わせ場所も結構な郊外だったので、友達に駅まで迎えに来てもらい、集合場所へと向かった。

入り口
管理人がいる小屋の裏
40~50年前くらいまで、オートバイ競技場だった場所をこのような緑豊かな公園にしたそうなので、この小屋の付近では、当時捨てられたバイクのタイヤを植物の鉢にして使ったりもしている。
冬専用の小鳥の餌台
春以降は、鳥が怠惰になるのを避けるために餌はやらないそうだ。
蝶の通る道、と書かれている
去年の暴風雨でなぎ倒された桜の木。ただ、まだ根は張っており、少し前までは花も咲いていたらしいし(今年のイタリアは暑いので、本州よりも早くに開花・散ってしまった)、6月には酸っぱいサクランボがなるらしい。
話が長すぎて飽きてしまい、ふと自分の靴を眺めると、ピンク色の花弁がたくさんついていた。前回の散歩の後の泥がこびりついたままになっていた汚いトレッキングシューズが、こんなにかわいくなるなんて🤭
いよいよ出発
野草の原っぱの説明
このような人工の池が幾つかある。人工だれど、今や赤ガエルが産卵にきたりもするそうだ。
セイヨウサンザシ
中学時代の教科書を思い出させられるやつ😅
巨大な土筆、多分30cm弱ある
「日本では土筆を食べるんだよ」といったら、「ケイ素が入っていて腎臓に悪いから食べない方がいいよ」と一蹴されてしまった。まぁしかし、土筆なんて10年に1度も食べないので、私の健康には影響はないけれど、もし土筆をしょっちゅう食べられる方がいらっしゃれば、そういうわけですので、お気を付けください。
スギナとのハーモニー
ヨーロッパアナグマの足跡だそう
あまり美しくはないけれど、載せておこう
ワイルドガーリックというやつ
トンボが一匹
印象派の世界っぽくなってきて胸が高鳴るシマ子😊
写真を撮りすぎ、遅れをとるシマ子😆
美しいじゃないか
人という漢字に見える
これ、お気に入りの一枚
苔むした感じが好き。あぁ、京都へ行きたい。。。
何の花かは知らない
去年、ここに蓮を入れてMonetの池のようにしようとしたら、ヌートリアに全て食べられ、台無しになったそうなので、今年は少量の蓮を金網で囲って育てているそうです。見た目は美しくないけれど、食べられることを考えると仕方がないそう。
お昼ご飯を食べに移動したTrattoriaの近所の廃墟
廃墟好きにはたまらない図👍

今回は20人弱で行ったのと、管理人の説明の声も大きく、携帯が鳴る人もいたりして、雑音が多すぎて残念ながら鳥も鹿も見られなかったが、次回は3,4人で無言で徘徊して鳥の撮影ができたらいいなぁ、というのが私と友達2人の願望である。

余談だが、イタリアで「アカシアはちみつ(Miele di Acacia)」として売られている蜂蜜は、アカシアではなく、ニセアカシアの蜂蜜なのだそうだ。
アカシアはスーパーで売っている蜂蜜の中では一番高いが、それが偽物だという情報は聞き捨てならなかった。
ちなみに私は、外食への出費はかなり気にするくせに、蜂蜜には出費を惜しまない。だからスーパーのまずい蜂蜜は一切買わないが、それでも、この事実はショックだった。

というわけで、皆さん、イタリアへ旅行で来られても、アカシアはちみつの購入は避けてください!
シマ子のおすすめは養蜂場か蜂蜜専門店から直接買うことですが(その場合は真のアカシアの蜂蜜があるかも)、無理なら、、、Millefioriと書かれたやつが無難かな、と思います。


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