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もしも地球滅亡すると知ったら。

今読んでいる小説で私は、「1ヶ月後、地球に隕石が衝突する」というにわかには信じ難い状況に置かれている。

そんな物語に没頭する中でふと我に返り
「ああいいなあ、隕石衝突してみんないなくなったら楽なのになあ」
と縁起でもないことを思ってしまった。

私は今、何者かになりたくて、でもなれないという若者にありがちな悩みを抱えている。

「人の役に立つ仕事で且つ自分の能力が発揮出来る仕事がしたい」

衣食住に困らず、生活するのに困らないお金を貰える仕事につけているのに、なんと贅沢な悩みだろう。

でも私にとっては結構重大な悩みである。

悩みを抱えて、生きるのに前向きになれない、将来の光が見えない人は、もしかしたら、隕石が落ちてきて人類終わってしまえばいい、と思うかもしれない。

でも、よく考えたら
「いざ隕石が本当に落ちるとなったら、もっと生きたかったと思うのかも」
と弱気な考えになった。

やっぱり、人はなんだかんだ死ぬのは怖いのだ。

もし、隕石が衝突して地球が滅びると知ったなら、私は何を最後にやるのだろう。

大好きなコーラを浴びるように飲んで、お菓子やケーキをドカ食いするくらいしか思いつかない。

あとは、家族や友達と悔いなく過ごす、かな。

想い人に気持ちを告げたり、どうせ死ぬのだからと盗みなどの犯罪を犯すことはないと思う。たぶん。

まあいくら妄想しても、現実は変わらず続いていくのだし、生きている間はずっと満たされることは無いのだろうと悟る。

問題や悩みに真正面からぶつかり続けるのは少々ツライので、読書で想像力をフルに働かせて、妄想の力を借りて今日も現実逃避をしようと思う。


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