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【一生不悟】

 いつも何かが足りないと感じていた。

 目標に向かってがむしゃらに突き進む。
これが"自分の生きる意味"だと言えるような
ものが私には無かった。

 毎日、起きて、働き、寝て。
職場にも恵まれ、少し嫌な人もいるけれど
そんなのどこも同じ。

 そんなある日

私は職場上司に
この前のやった仕事
     正直、自信ないです
」と言った

上司は
そんなの仕事を任された奴の
        言うことじゃねぇよ

と笑いながら言った。

 何気なく出た言葉だとは分かった。

 しかし、この何気なくでた言葉が
自分には足りないものだと痛感した。

 上司はこの仕事にプライドを持っていた。
私にはそれが無かった。

言い換えるなら【役割】だ。

"これは俺の仕事だ"

 俺が必ずやり遂げるそんな信念を感じさせるものだった。

 私もそう有りたいと思った。
でも、それは簡単な事ではなかった。

 変化の激しい、この時代
常に新しいものが生まれ消えていく

 先の見えない不安
一つのところに身を置く覚悟が私には無い。

 この会社のため
ここで働く仲間たちのために
身を捧げる、そんな熱い思いが
私には無かった。

 おそらく、不安をかなぐり捨て
ここが自分の場所だ!役割だ!
そう突き抜ければ「楽」なのだろう。

 だが、まだ私には出来ない。
もっと多くの世界を見てみたい。
楽を選んでしまうと自分の可能性を止めてしまいそうで、出来ない。

この考え方を
  【一生不悟】 
       
とでも言うのでしょうか。

 いつか満足のいく答えを 
得らればいいのですが…

 死ぬその瞬間まで答えを
探してしまいそうです。(ーー;)
    









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