ロッチ

信用金庫勤務。中小企業診断士。

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信用金庫勤務。中小企業診断士。

最近の記事

ダイバーシティ

最近では、片田舎にある我が信金でも、経営陣から発信されるメッセージの中にポツポツとダイバーシティへの言及が見受けられ始めました。 (あとDXも 私の理解しているダイバーシティとは、 「色んな考え方、色んな立場、色んなライフステージの人達がいるけど、皆違って、皆良い!違いを統合して、更に良い組織にしましょう!」って感じです。 うん。素晴らしい。 否定しづらい。 何か世界的な潮流だし。 でもね、そんな簡単に「統合」って出来るのかな。 勿論、一緒に働く人への所謂配慮って

    • ビジネスマッチング

      最近、本業支援、本業支援と各金融機関が唱えているなか、金融機関が伝統的に行ってきている、かつ割と実施のハードルが低いのが、各事業者を繋ぐビジネスマッチングではないでしょうか? 私はかつて、ビジネスマッチング及び一生懸命やってる職員を物凄く下に見ていました。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 私は信用金庫に入庫して、約10年間営業店に在籍しました。融資係や預金係も担いましたが、概ねの期間、営業係として地区を担当していました。 営業となると、当然数字での評価となります。そ

      • 人を育てるということ

        私は現在、信用金庫の営業マンとして日々営業活動に励んでいます。 と、共に、営業チームのリーダーとして部下4名のマネジメントも担っています。 人材育成は難しい、、、痛感しています。 きっと、過去私の面倒を見てくれたかつての上司達も、今私が感じていることを感じてたんだろうなぁ。 基本的に、私の部下たちはとても良い子達です。 性格は皆違いますが、おしなべて素直で前向きです。 それでも、教育の難しさはあります。 中小企業診断士として、受験科目の「企業経営理論」で組織論を

        • 本業支援疲れ

          私の勤める信用金庫では顧客への本業支援に重点を置いた営業活動を行っています。 特にコロナ禍の最中、また落ち着いてきた最近も「本業支援」「本業支援」と本部、営業店ともに常に意識をしています。 恐らく、この流れは程度の差こそあるものの、全国的な流れであると思います。 前提として、顧客の改善や成長に資する本業支援はとても素晴らしいと思います。 ビジネスマッチングや海外進出支援、EC等など。 ただね、何だか最近連携先が増えすぎて、最早何が何だか分からない状況なのです。 人

        ダイバーシティ

          事業性評価融資

          担保やこれまでの財務だけで企業を評価するのではなく、事業の内容や今後の将来性を評価して、融資を行う。 そんな手法を事業性評価融資と言います。 私自身も、本部の法人営業時代、何先か手掛け大きくリファイナンスして実績をあげました。 債務者区分で言うと、要注意先。これまでの業績は悪かったものの、足元と今後は外部・内部環境から好転する兆しあり。繰損による債務超過も5〜10年程度で解消する。フローで完済できるよう 既存の融資→正常運転資金として手貸+10年返済の証貸に切替ました。

          事業性評価融資

          モニタリングについて

          金融機関はお金を預かり、お金を貸して、その利鞘で食べていくわけで、お金を貸す先はとても有難い存在なわけです。 事業会社でいう所の ・仕入先=預金をしてくれる方。 ・販売先=借入をしてくれる方。 そんな有難い存在なのですが、困った存在にもなるのです。 事業会社では、売上金の未回収を防ぐ為、与信管理を行い、取引開始時や与信枠を超えた際に信用調査(帝国データバンクや東京商工リサーチ)を行っていたりすると思います。 そして、回収に懸念がありそうだと、保証金を積んでもらう等の交

          モニタリングについて

          融資のセールス

          春から信用金庫に就職する人もいると思うので、私が入庫後、とてもカルチャー・ショックを受けた融資のセールスについて語りたいと思います。 そもそも、私は就職先を選ぶ際、特にやりたい事はありませんでした。 地元の県に残って、それなりに長く勤められそうな大き目の会社に入れれば良いやなーんて程度。 結構、そんな理由で信金に入る人は多いのではないかな。志望動機でよく、地域貢献なんて言うけれども、学生の段階でそこまで地域を愛せる人はなかなかいないと思うのよね。 さて、そんなこんなで私

          融資のセールス

          経営改善における信頼関係

          現在、金融機関には事業者への伴走支援が求められています。 事業者の事業自体を深く理解し、本業支援を行い、事業者の成長、改善、再生を行う。 要約するとこんな感じ。 私も営業店でまさにその当事者となっています。 そんな中、タイトルについて思うことが先日ありました。 事業者Aという会社があります。 一言で言うと、窮境状態。 過去数年、赤字補てんの資金対応を当金庫は謝絶との認識。 現在も資金繰り支援を求められている中、経営改善計画の策定が前提との返答。 これだけ並べると

          経営改善における信頼関係

          中小企業診断士としての専門性

          私は信用金庫に勤務しており、特に融資に特化したキャリアを形成してきました。 営業店では地区担当者として、リテールを中心に個人事業主・零細法人(所謂3ちゃん企業)を担当することからスタートし。 少しずつ、中小企業・中堅企業も担当していきました。 更に幸運なことに、法人営業に特化した本部経験、加えて審査部門も経験させて貰っています。攻めと守りの本部経験は個人的にとても貴重な経験となっています。 そんなバックグラウンドがあるのですが、、いざ事業再生、経営改善に携わろうとする

          中小企業診断士としての専門性

          雨が降ったら傘を取り上げる

          金融機関が、業況の良い会社へバンバン融資を行い、業況の悪い会社へは融資を渋る。 そんな姿勢を揶揄して、よくタイトルのように表現されますよね。 さて、実際に信用金庫で働くものとして感じていることを述べてみます。 まず原則として、地域金融機関である信用金庫では、市場はその地域のみとなります。 余資運用といって、所謂株や債券への投資を除き、基本的には地域のお金をお預かりして、地域へお貸出するその利鞘が我々の主な売上高となります。 信用金庫の成立自体、地域のためにあり、地域に縛ら

          雨が降ったら傘を取り上げる

          企業内診断士

          私は信用金庫に勤めています。(色々紆余曲折あり。 今は営業店の営業役席として、部下数名の指導管理を行いつつ自分自身も顧客を持つプレイングマネージャーです。 以前に比べ職員の数が減っており、1人の担う仕事範囲も量も増加し、朝出勤してから夜退勤するまであっという間に過ぎてしまいます。 出勤前に今日はあれやこれやと、todoタスク整理を行うも、中間管理職ならではの差し込まれるタスクでほぼ思い通りに行かず笑 〜お昼帰店〜 支店長 「A主任の案件と、そもそもの彼の行動について、

          企業内診断士

          2024年の目標

          ①体重65キロ 体脂肪率15%  まずは健康! ②8,000歩/日  ①に同じく ③読書 100冊  ジャンル問わず。論理力の向上や企業支援の新たな発想の為。 ④TOEIC 700点  国内の成長鈍化に対抗する中小企業支援の為には英語力も必須。 ⑤中小企業診断士としての活動  企業内診断士として活躍が出来ていないので…。改めて。 ⑥note 一週間に一投稿  インプット→アウトプットの場として活用。 続けば良いなぁ。よろしくお願いします。

          2024年の目標