はじめまして。精神科医のはぐりんと言います。

このブログでは、精神科医のリアルな日常とホンネをお届けしています。また日々の生活に役立つ情報、主に対人面の問題について、精神科医の視点でお伝えしています。

私がnoteを始めようと思ったきっかけですが、日々精神科病院で勤務している中で、以前に比べれば敷居は低くはなったものの、まだまだ精神科への受診や治療へのハードルが高く、一般の方々にも精神科のことが広まっていないと感じたからです。

また精神医学は人の心を扱う学問のため、身体科と違って検査結果や身体所見が目に見える形ででることが少なく、実は間違った知識や認識が広がりやすいとも思っています。

私自身もそんなに分かっているわけではないとも自覚はしていますが、そんな中でも日々の臨床で得た経験、これまで大学病院で系統的に教わってきた精神医学に関する共通認識、専門医・指定医といった資格を取得してきた中での知識、最新の知見など、できるだけ根拠と正確さを心がけてお伝えしていこうと思っています。

特に最近は「発達障害の診断をしてほしい」との理由で来院される新患の方が増えていて、発達障害のことを中心に取り上げていこうと考えています。

また自身も診断こそ受けてはいませんが、ASD、ADHDの傾向があり（いわゆる発達障害グレーゾーン）、そういった当事者視点という点からも何かお伝えできるところがあればな、とも思っています。

簡単なプロフィール。幼少期は転勤族、一浪して地方の国立医学部に入学。学生時代から興味のあった精神科医を志し専門医および指定医を取得。他に産業医資格あり、クロザピン、コンサータ処方資格あり、EMDR、TFTなど受講歴あり。現代ビジネス執筆歴あり。

現在は精神科病院（精神科救急病棟担当）に勤務中。様々な生きづらさをくぐり抜けて、ようやく仕事プライベート共に落ち着いてきたところです。