子どもの通院 パパとむすこの攻防戦
新年度につきものなものといえば。
そう、子どもの体調不良だ。
新しい環境へのストレスと、季節的なもの、集団生活での蜜なかかわり。
保育園での生活は常に感染症へのリスクが付きまとう。
新年度で職場を休みにくいという事もあるのか、普段からそうなのか、多少の体調不良なら休ませる事は稀だろう。
鼻水が出ている子どもが多い。
その姿はかわいくもあるが、不安でもある。
そして例にもれず感染症を頂戴してくる息子。
まだしんどいとも訴えることができない幼子である息子は余計に心配になる。
病院へ連れて行き、飲み薬をもらい飲ませるが中々改善しない。
そしてなんども病院へいく事に。
幼い子どもは待つことが苦手だ。
僕だって何もないのに待たされる事は苦痛だ。
その気持ちよくわかる。
でも理由を説明してもまだ理解できない。
ただただ、パパに外に出ることを阻止され続ける時間が続く。
スマホ育児反対派の僕は、その攻防を繰り返す。
こういう時、子どもは諦めない。
病院には絵本がおいてあることが多い。
でも、どれもくたびれていて、清潔感がない。
幼子が読むような絵本も少ない。
イスに座らせようとするパパVS意地でもウロウロしたい子ども。
軍配はいつも子どもに上がる。
パパは周囲に「すみません」感を出しながら、低姿勢で追いかける。
周囲の高齢者はその光景を微笑ましく見守るタイプと少し迷惑そうにするタイプに分かれる。
早く呼ばれないかなぁ。
呼ばれてからも会計などが続くし、薬局にもいかないといけない。
通院というのはないに越したことはないいイベントだ。
お互い疲弊するし、子どもは薬を飲まないといけないし、500円とはいえ、お金もかかる。
しかし、感染症から身を守る術はない。
闘うしかないのだ。
もう少し成長したら待つこともできるようになる。
でもそうなると「病院頑張るから何か買って」と交渉してくるようになるかもしれない。
いや何か買って欲しいのはパパの方だからね。
頼むから感染症になりませんように。
得なことは何ひとつない。
病院に頻繁にようになって気が付いたことがある。
僕の他にも病院の待合室にはパパがいる。
一昔前は病院に連れて行くのはもっぱらママだったんじゃないかな。
僕が子どもの頃、父親と2人で病院にいったことなんてなかった。
少し前なら「イクメン」と呼ばれていたかもしれない。
でも今はそれが「普通」「当たり前」となっている。
パパの雇用形態も複雑化した事も要因のひとつだろう。
頑張れ世のパパたち。
普通といわれてもあなたの頑張りを見ている人は必ずいる。
普通だらからといって、当たり前ではない。
それは当然ママも一緒だ。
普段の生活の中で、当たり前と思っている事に感謝しよう。
自分ばっかり辛い、忙しいと思わないようにしないと。
自分も周りもしんどくなる。
その影響はもちろん子どもにも及ぶ。
子どものストレスは病気の元。
周囲の「当たり前」に感謝する事が、巡りめぐって子どもの健康を守り、ひいてはパパの通院という辛いイベントを回避できるのだ。
え?
感謝することへの動機が不純?
甘い。
そんな事は黙っていればバレはしない。
心配せず、心置きなく自分の為に周囲に感謝するのです。
動機はどうあれ、普段から感謝ポイントを探しているあなたは、自分でも知らない内に素敵な人間になっている事でしょう。
そのおまけとして子どもの健康も守られる。
通院にもいかなくて済む。
さぁ明日から実践だ。
ではまた。
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