転倒の原因はアレ パパは心配性
最近、次男がよくコケる。
はじめは「どんくなさいところが遺伝したかな?」程度に思っていたが、なんだか多い。
一度気になると、どんどん気になる。
もしや何か脳みそに障害が?
なんて不吉なことも脳裏をよぎる。
子どもが欲しい、と夫婦で話し合った時、そういう可能性はふたりで考えていた。
それは障害福祉で働く、僕の職業病のようはもんだろうか。
そういうリスクは承知のうえでふたりの子宝に恵まれた。
このめぐり合わせに感謝。
そんな次男がよくコケる問題だが。
クツを新調すると解決した。
コケなくなるし、歩く速度もアップして、階段昇降も以前よりスムーズに。
クツが小さくなっていたからよくコケていたのね。
すまん。
もっとはやく気が付いてあげられればよかった。
クツってすげぇ。
こうして新しいクツをGETした次男は笑顔で街を歩く。
「闊歩」という言葉がぴったりな歩きっぷりだ。
歩くのが楽しいという表情をしている。
見習わねば。
パパはわりと真剣に心配していたから、心底ホッとしている。
親というのは子どもの健康を祈るばかりだ。
はじめに重い空気で話し始めたのに、結末は「クツが小さかった」というしょーもない理由に落ち着いて拍子抜けしたことを、ここにお詫びいたします。
でも障害福祉の分野で仕事をしていると、障害をもって産まれてくることの過酷さを日々目の当たりにするので、他人事ではないのだ。
障害を持っている本人はもちろん苦労すると思う。
その親の苦労は言葉では表現できないものがある。
障害というのは、先天的なものと、後天的なものがある。
事故などで脳が損傷を受けると、高次脳機能障害という状態になり、知的に障害を負うこともある。
だから息子たちも今は健康そうに見えても、いつでもそういう障害を持つ可能性がある。
こんな事を考えていると鬱々としてくるが、そういうリスクを覚悟していると、普段の何気ないことも愛おしく感じるもの。
今の「普通」をあたりまえとは思わない。
僕は相当ラッキーなんだと思う。
この「普通」が少しでも長く続くように最善を尽くす。
それがパパママの本業だ。
さぁ子どもの笑顔の為に残業せずにすぐに帰って一緒に過ごす時間を増やそう。
あとコケる事が増えたな、と思ったらクツを見直してみて。
きっと改善するよ。
今日はクツって大事なんだなってことを記事にしようと思って書き始めたのに、途中シリアスなシーンが流れてしまった。
筆者である僕はそのシーンをカットできる立場にあるけれど、せっかく書いたのだから載せてしまおう。
僕自身クツには無頓着で「なんでもいい」と思っていたが、今回の件でクツの偉大さを知った。
僕も良いクツに出会うと街を「闊歩」するようになるだろうか。
親子並んで街を闊歩するのも悪くない。
僕がもっと若ければ、こういう経験に感銘を受けてクツ職人になっていたかもしれない。
この記事で「靴」を「クツ」と表現しているのは、僕が靴と鞄が漢字だけで表記されると「どっちだっけ?」となる漢字弱者だからだ。
この気持ちわかる人いるかな。
今日はシリアスと適当のバランスが丁度いい感じになったな。
ではまた。
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