昭和の忍耐
こんばんは、お疲れ様です。キリコです。
昭和の知恵を書いてみると宣言して、時間が経ちました。何を書いたら?と思っていたら、今朝、ふと思ったことは、昔は忍耐が必要だったなあと思い出した。
夕方、風呂に入るためにも、
水を貯める。
15分くらいまって水が貯まったら、マッチを取ってきて、ガスの口を開けて、火をつける。口火が着いたら、全体のガスの口を開けて、点火。
そこから、20分くらいしたら、お風呂をかき回して、温度確認。入るには緩ければ、またしばらく待って、温度をみる。
これを何度か繰り返して、「お風呂を沸かす」任務が完了。
こう書くとどうってことないけど、タイマーもろくにないから。
15分を忘れて、水が溢れる。
20分を忘れて、お風呂が入れないほど、熱くなる。
なんて、失敗をよくする。
親がいなければ、もちろん、証拠隠滅は可能。
でも、「もったいない」が徹底的に教育されているから、失敗した自分責める。責める。
親がいたら、大目玉をくらうことは間違いなし。
今の家では、お風呂場の「自動」というボタンを押すだけ。
なんていう違いだろう。
「待つ」「確認する」作業がいくつもあって、そして、一つの任務が終わる。
子育てがワンオペと言われて久しいけど、昭和の時代はワンオペ当たり前。
そりゃ、銭湯に行けば、子どもを抱っこしてくれる人がいたりして、ワンオペじゃないように思えるかもしれないけど、実際の子育て作業は今の十倍くらいワンオペ。
だって、紙オムツとかないよ。布おむつ。全部洗って干す、だよ。
それ、ワンオペだよ。
旦那手伝わないよ。
でもね。
「耐える」ことが日常だと、きっと忍耐力も鍛えられる。
忍耐力は筋肉と一緒という。
鍛えれば鍛えるほど、強くなる。
子育てもきっと、昭和の方がたいへんだった。
電車の中で、母乳を授乳してる人もいた。
今みたいに授乳室とかない。
でも頭でっかちには考えなかったかも。
そういう必要はなかった。
取り越し苦労はよせ、
っていう大人の知恵を授けてくれる人はあちこちにいたかも。
今は、いろんなこと心配して辛いってことにしてしまっているんじゃないかな。
せっかく便利な世の中になったんだから、もっと、幸せを実感して生きられたらいいねえ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?