見出し画像

ダメ人間の時代が来るかもしれない

たとえば企業で誰か1人採用する、というとき。
ひと昔前は、体力のある人が重宝されました。

わたしも面接で聞かれたな。
体力には自信がある方ですか?

長時間労働ありきだった時代、タフな労働者は企業にとって都合がよいですものね。

体力以外にも

記憶力が高い人とか
効率が良い人とか
頭の回転が速い人とか
コツコツ地道に頑張る人とか
語学力がある人とか
発想力に溢れた人とか。

それぞれ、素晴らしい能力です。

でも、どんなにタフな人間よりロボットの方が力があるし休日が無くても平気だし文句言わないし、情報はクラウドに保存しておけばいいし、効率や発想は、AIに任せておけばいい。

優秀、とされていた人の特徴は
今やほとんど、代替可能です。

ロボットやAIの進出が追い付かない、例えばわたしが働いているような零細企業では、まだまだ個人の能力に頼る場面がありますけれど。

とはいえ、これも時間の問題だと思われます。

さあ、わたしが会社、ひいては社会に特段必要ないという事実は、いつバレるでしょうか。
現役引退まで、逃げ切れるや否や。

テクノロジーの進化によって、人間内の優劣なんて誤差、みたいなもので、元々の能力も頑張りも、あんまり関係ない時代がもうすぐそこまで迫っている感じがします。

これからもっと進んだとき
人間にしか出来ないことって
なんか残るのかしら。

と考えたら

失敗
無駄
面白

という言葉が頭をよぎりました。

多少のバグは、ロボットにもAIにもあるかもしれない。でも、ここで、今、それ、するか?マジで?という大失態は犯さないのではないか。

何もせずにボーッとする
無益なことに心血を注ぐ
など、余りに無駄なことはしないのではないか。

AIはいつかノーベル賞が獲れるかもしれないけど、イグノーベル賞は無理なのではないか。

勉強も
体育も
試験も
家事も
育児も

今は、したくないけれどもしなければならないから嫌々する、という人がたくさんいることでしょう。
でもこれ、未来はみんな、レジャーになるかもしれないな、と思うのです。

だって、丸暗記したってクラウドには勝てないし、体を鍛えたってロボットには勝てない。
人間の好みを学習するAIに家事も育児もしてもらえばいい。

する必要がなくなったら
するのが楽しい人の
ただの趣味になるかも。

そうなったとき強いのは、
役に立たないことを
心から楽しめる人、
ではないでしょうか。

勤勉でも
働き者でも
デキる人でもない

失敗するし
無駄な時間を過ごす
でも、何だか毎日面白そう。

今はダメ人間と言われてしまいそうな人の
時代が、これから来るんじゃないか。

そんな気が
するのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?