見出し画像

公立中学校(理科教師)を退職する直前になってやっとわかったこと。

この3月をもって東京都の公立中学校を退職します。さみしさの中にも懐かしさが混じる気持ちでいっぱいです。
退職する直前になってやっとわかったことがあります。

「生徒たちの心を変えることはできない」のだということを。

変わるかどうかは彼ら次第であり、教師としての私が口出しする余地はありません。それにもかかわらず、教師の中には「生徒たちは変わらなければならない」という思いがどこかにあるのです。

ところが、

「生徒たちの心を変えることはできない」と理解すると、生徒たちに明らかに変化が現れ始めたのです。

え!どういうこと?と思いますよね。

生徒たちの心を変えることはできないが、変えられるものがひとつあります。そうです「自分」です。

自分自身が変わることで、周囲の生徒たちもポジティブなエネルギーや活力を感じることができるかもしれません。例えば、自分が元気で笑顔でいることで、他の生徒も明るい雰囲気に包まれ、学校全体が活気づくかもしれません。。

ここ数年間、感情的になって生徒に指導することはなくなりました。また、理科室に相談のために来る生徒が非常に増えました。

「自分が変われば、生徒も変わる可能性がある」ということです!

言い換えれば、

「生徒の成長を願うのであれば、自分が変わらなければならない」

このことに気がつくまでに35年間以上もかかってしまいました。😅


私の日々の実践を、ぜひともあなたにも共有したいと思います。

⒈ 人間関係への考え方(最も重要)
「横の関係」を心がけ実践する。(アドラー心理学)
生徒にも、職場の同僚にも、居酒屋さんのスタッフさんに対しても立場は違っていても人として尊敬することを忘れない。「ありがとう」の言葉を大切にして心を込めて口に出す。

⒉ 仕事以外で楽しいことを見つける。私の場合は「ソロ活」です。
例1「読書」
私は通勤時間中では「Audible」を利用しています。また、行きつけの居酒屋「自由が丘 酒場シナトラ」さんでは、好きな日本酒をいただきながら読書しています。「脳科学」「アドラー心理学」を「教育」に活かす方法を学んでいます。
例2「ひとり旅」
タイトルの写真は年末の伊豆ドライブ二泊三日ひとり旅での駿河湾フェリーからの富士山と熱海プリンです。自分を客観視(メタ認知)するスキルが身につきました。
例3「ひとり飲み会」
自由が丘を中心にして「ひとり飲み会」をしています。お店のスタッフさんとも仲良しになり、楽しくコミュニケーションをとっています。京都にも行きつけのお店ができました。職場以外にも友人が増えました。「共感力」が一番身につきました。


「ひとり飲み会」で得たスキルは保護者対応に非常に役に立ちました。😄

私には「モンスターペアレント」なんていませんよ。😄


2024年4月から「高校受験コンサルティング」を始めます。
まず、自分が楽しんで笑顔で仕事をすることを大切にしていきます。

私は、これからも楽しみながら変わり続けます!

この記事が参加している募集

仕事について話そう