子どもが心を開く調味料を発見⁉️「砂糖」「食塩」「麦芽糖」⁉️
子どもたちは、心を閉ざしたまま、悩みや困りごとを口に出さないものです。その経験をお持ちの先生方も多いかもしれません。
私が理科室で「物質(白い粉)の区別」の実験の片付けをしていると、ある生徒が入って来て「相談したいことがある」と言いました。しかし、なかなか言い出せません。その時、その生徒が「先生、このビーカーの白い粉をかき混ぜていい?」と言うので、私は「いいよ」と答えました。
何と!その生徒は、ビーカーの白い粉を薬さじでかき混ぜながら、友人関係の悩みを語り始めたのです。
その時、私は「もしかすると、この容器に入っている白い粉は、子どもたちが悩みを話しやすくする効果があるのではないか」と思いました。
その生徒が理科室から相談を終えてで行った後、自分で麦芽糖をかき混ぜてみると、とっても滑らかな感触でした。
私は、麦芽糖だけでなく、砂糖のビーカー、食塩のビーカーも用意した。
自分でかき混ぜてみると、砂糖がもっともかき混ぜづらく、食塩はざらざらした感触でした。
昼休みなどに理科室に来る生徒たちの前に、3種類の白い粉の入ったビーカーを置いておくと、多くの生徒がその白い粉をかき混ぜながらいろんな話をしてくれました。
おそらく、子どもが緊張せずに話しやすくなるために、白い粉を混ぜることが効果的なのかもしれません。
理科室に、3種類のビーカーを用意しておくと、生徒達は気持ちよさそうにかき混ぜています。(笑)
心を開くためには、心の緊張を解きほぐすことが重要です。
今回は理科室での悩み相談だったので、ビーカーに入った白い粉が有効だったのですが、その相談する部屋の雰囲気によってアイテムを変えていく必要があるようです。
最後に、相談に来た生徒が卒業する時に私に渡したメッセージカードを紹介します。