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ポエム【未明の夢】

久し振りに見た夢
未明の夢
 
窓から空を眺めていた
南の空に男性か女性か
上半身のシルエットが浮かんでいた
突如、両の目から光の帯が
西の空に向かい流れ消えた
 
暗くなった空を見上げる
様々な宝石を散りばめたように
星が輝いていた

オリオン座

真正面の天空には
オリオン座が輝いていた
庭に出て天上を見上げる
満天の星空に畏敬の念
 
 
場面は変わり
山の頂上らしき所
周りには何も無かった

山の頂上
広い空間に一人佇んでいた
辺りは針葉樹の森に囲まれていた
それらの木々は果てしなく
天に向かい見る見る内に高く高く聳えて
 
雪が針葉樹に降り注ぐ
針葉樹は雪化粧され
天空には煌く星空が広がっていた
何時までも立ち尽くし
素晴らしさに眺めいる私
 
再び場面は変わり
遠くから駆け来る白馬の群れ
馬上の人はおらず
唯、馬の群れだけが次々と切れ目なく
目の前を駆けて行った

その後を虹色の狼が走って来る
その背には虹色の衣で装った
犬夜叉のような若武者が立ち乗り
前後を走るオオカミたち
その姿を見送ると
 
場面は再度入れ替わり
虹色のバルーンドレスを着た
妖精が現れ
飛び跳ねながら次々と
現れては消え最後の一人も消えて行った
 
 
夢の中で夢見心地の私
我が家に戻ると
既に亡くなって久しい母が居ました
頭髪も黒い若い頃の母です
何か会話をしたようですが
霧の中での会話のようでした
 

夢は此処で終わって何時もの朝を迎えました。
とっても楽しくて目覚めて欲しく無かったなぁ~
でも最後に母と逢えて
嬉しくて幸せな気分でした

2024年3月20日の未明の夢

📝トップ画像は[紅花センブリ]の花です。
とっても苦い薬草だと聞いています。
りんどう科シマセンブリ属の2年草で、
属名の「Centaurium」は、ギリシャ神話の「ケンタウルス」から
由来した名前であり、「ケイロン」という名の「ケンタウルス」が、
「ヘラクレス」の放った矢で受けた傷をこの植物で治したという
エピソードによるものだそうです。

因みに[ケンタウルス]とは[射手座]で知られている半人半馬のことです。