あっつい夏空の下ビーチでは、涼を求めるかのように人、人、人。

えぇ、わたしたち家族も同じ。
昨日につづき、本日も家族サービスなり。

わたしは今日、ある決心をして海にのぞんだ。その決心というのは、

絶対海には入らないという、どーでもいい決心だ。

子どものころ、海は大好きだった。いまでも好きなことに変わりない。

ただ、海で泳ぐのだけは勘弁ならねえ。

口の中はしょっぱくなるし、目が痛くて開けられなくなる。それに海からあがったときのあの重力たるや。あとベトベトするのも気持ち悪いのだ。

わたしは誰にも胸の内を明かすことなく海にきた。

用意したパラソルの下からは動かないぞ、と特に決めてたわけじゃないが、見事、一歩も動くことなく過ごせた。

わたしの代わりに動いたのは長女。

「アンタ、今日そこから一歩も動いてないんじゃん？』と苦笑いの娘。

だって昨日、川にも入ってお孫っちのお世話もがんばって筋肉痛なんだもーん、と子どもじみたいい訳に「だね』とちょっとは納得してくれてる様子の娘。

そして海で子どもたちを楽しませたあとは、娘家族とわたしの弟家族と一緒に、大人が楽しめる居酒屋へ。

さて、美味しく晩ご飯とお酒を楽しみますか。

Revenge Day89クリア