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令和5年度 高松市障害者アートリンク10周年報告展示会に出席してきました

 

最近 よく言われる言葉に「生きづらさ」というものがあります。
お金の為に働いていると人の「眼差しの温かさ」になかなか気づけないものです。
哲学者ハンナ・アーレントは、人と人のあいだにある事を「生きる」と意味づけたそうです。
人は他の人との関係性の中ではじめて「人間」として生きることが出来るのです。

 しかし実際には「HSP(ハイリーセンシティブピープル・超過敏症の人人)」や、「ADHD(注意欠如・多動性障害)の方」、「躁うつ病」の方が、健常者との間に自然な関係を築くことは難しい様です。
いわゆる社会的弱者である彼らが健常者に助けを求めても、その苦しみが健常者には理解されないということは多々あります。
たとえば「孤独」は家族と共に暮らす家庭にも、また通勤で利用する満員電車にも存在します。 

ハートアートリンクでは、社会的弱者とされる障害者と健常者がパートナー(あるいはバディ)となって共に表現を通じて「価値」と「生きがい」を創出します。

 それは優位に立つ健常者が社会的弱者たる障害者に同情や、哀れみから与えるものではありません。共同作業を通じ社会的価値を創造する場なのです。そしてその延長線上にある社会が多様な人々に対して高い受容性を持つ「共生社会(インクルーシブ)」、すなわち「地域間のふれあいが強く、交流の拠点となる社会・人々が親しみやすい社会 人々が生きやすい社会」なのです。

これは各施設・各NPO法人に留まる活動ではありません

『リンク』が大切!

 それぞれの土地の風土や、文化の独自性を理解し、障害者と健常者、人と人、地域と地域を「リンク」させることが重要なのです。
そして「ハートアートリンク」とは「表現活動」を仲立ちとし関係性を深めていくことで、「共生社会」を実現していく為の運動なのです。






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